「気候」と「季節」の違いとは?分かりやすく解釈

「気候」と「季節」の違い言葉・カタカナ語・言語

一年を通してどんな天気のところに住んでいますか。

比較的寒い日々が多い地域や雨が多い地域、暑い地域など、日本だけでもさまざまな天気の特徴があります。

そのような特徴のことは「気候」と言いますか、それとも「季節」と言いますか。

この記事では、「気候」「季節」の違いを分かりやすく説明していきます。

「気候」とは?

「気候」とは?

一年を周期として毎年繰り返される大気の状態で、長い期間の大気現象を総合したものです。

「季節」とは?

「季節」とは?

一年を天候の特徴に応じて分けたときの、それぞれの区切りです。

日本など温帯では春、夏、秋、冬の四季があります。

また、桜の「季節」というように、時期という意味で使われることもあります。

「気候」と「季節」の違い

「気候」と「季節」の違い

「気候」「季節」の違いを、分かりやすく解説します。

「気候」「季節」は、一年の天気の特徴を表した意味としては同じですが、天気の区分けが違います。

「気候」はその地域について、長期間に亘って一年間の天気の移り変わりを細かく調べたもので、平均的な気温や降水量の数値を見て、その土地の特徴が分かるものを「気候」と言います。

「季節」は春夏秋冬の四つに分けられていて、大体の天候の変化を数か月のまとまりで表しています。

「気候」の例文

「気候」の例文

「気候」の例文を紹介していきます。

・『私はこの地域の蒸し暑い気候が嫌いなため、引っ越します。』

夏の蒸し暑さが苦手な人は、寒い「気候」の地域に住むと快適に過ごせるでしょう。

・『シアトルは冬になるとほぼ毎日雨が降りますが、夏は涼しくて穏やかな気候です。』

外国では、「季節」さえはっきりしないような、様々な「気候」があります。

・『寒い気候の地域出身の人は、我慢強いと思います。』

住んでいる地域の「気候」によっては、性格にも影響があると言われています。

「季節」の例文

「季節」の例文

「季節」の例文を紹介していきます。

・『私は季節の移り変わりによく風邪をひきます。』

「季節」が変わる時期は、適した服装を間違えてしまいやすく、体力を消耗します。

風邪に対する抵抗力が弱まる人も多いでしょう。

・『あなたはクリスマスの季節になると、サンタクロースに手紙を何枚も書いていました。』

期間という意味で、「~の季節」という使い方をすることがよくあります。

・『彼女は先生への手紙で、季節の挨拶に何を書くか迷っていました。』

目上の人へ手紙を書くときに、「季節」の挨拶を文章の初めに書きます。

時候の挨拶とも言います。

まとめ

まとめ

「気候」「季節」は一年間の天気という意味では同じです。

「気候」は地域の天気の特徴で、「季節」は春夏秋冬のことを言います。

日本は「季節」の違いがはっきりしていて、日本中に「季節」は存在しますが、「気候」は細かく分かれ、住む地域によって様々な特徴があります。

引っ越したり、旅行したりするときは、その土地の「気候」がどうなのか調べてから行くと、服装を間違えず、快適に過ごせるでしょう。