この記事では、「退任」と「解任」の違いを分かりやすく説明していきます。
「退任」とは?
「退任」とは、今まで就いていた任務から、退くことを言います。
「退任」の反対語は「就任」となります。
「就任」はある地位、役職に就くことです。
「退任」と「就任」はセットで覚えておくようにしましょう。
「今日で社長を退任し、来月からは会長として就任する」「自分のやるべきことは終わったと、退任することにした」などと、使います。
「解任」とは?
「解任」とは、任務を解くという意味になります。
職務を辞めさせることで、解職、免職などが同義語となります。
「解任」の反対語は「任命」となります。
「任命」はある官職、役目に就くことを命じることという意味です。
「解任」と「任命」はセットで覚えておきましょう。
「理事を解任する必要がある」「今、彼を解任させるわけにはいかない」「彼を一旦解任して、新たな役に任命するつもりだ」などと、使います。
「退任」と「解任」の違い!
「退任」と「解任」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は仕事上などで使います。
似たような印象を受けますが、意味が違いますので混同しないようにしましょう。
まず「退任」ですが、これは今まで就いていた任務から退くといった意味になります。
実際の場合は「退任」させられる、といったこともあるかもしれませんが、言葉の意味としては自らが退くといった印象が強いのです。
一方で「解任」ですが、これは任務を解く、職務を辞めさせるといった意味になります。
自分からではなく、上の立場の人、誰かから、「辞めさせられる」といった意味合いになります。
解職、免職と同義語ですので、何か問題があって辞めさせられたといったイメージもあります。
まとめますと「退任とは今まで就いていた任務から退くこと」「解任とは任務を解く、職務を辞めさせること」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「退任」と「解任」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解してふさわしい方を選び使うようにしてください。