「遺品整理士」と「遺品査定士」の違いとは?分かりやすく解釈

「遺品整理士」と「遺品査定士」の違いビジネス・就職・転職

遺品を整理するときに頼りになるのが「遺品整理士」「遺品査定士」です。

どちらも遺品を取り扱う専門家ですがどう違うのでしょうか。

今回は、「遺品整理士」「遺品査定士」の違いについて解説します。

「遺品整理士」とは?

「遺品整理士」とは?

「遺品整理士」とは、「遺品整理の専門資格もしくは専門資格を持ち遺品整理の職業に就いている人」を意味する言葉です。

亡くなった人から遺族が受け継いだ物品を「遺品」といいます。

遺品には価値のある物やまだ使えるものだけでなく遺族にとっては必要のないものや不要なものも含まれています。

膨大な遺品を整理するはこれまで遺族の役割でしたが遺品の量が多くなると整理するだけでも一苦労です。

相続には手続きの期限が設けられていますが遺品の整理が追いつかないと手続きもままなりません。

物品の取り扱いについても法的な知識が必要だったり処分に特別な手段が求められたりなど事情に詳しくない遺族には大きな負担がのしかかります。

遺族にとって重い負担となる遺品整理についてサポートするプロフェッショナルが「遺品整理士」です。

「遺品整理士」は遺品整理士認定協会によって認定される民間資格で、これまで玉石混交だった遺品整理業界の健全化を目的に創設されました。

正しい知識と対応により遺品の最適な取り扱いを助言し、行政手続きや処分など実務面をサポートしながら遺族が満足できる遺品整理を目指す職業です。

「遺品整理士」の使い方

・『遺品整理士の助言に従い残すものと処分するものを分別する』
・『遺品整理士の力を借りなければ片付けが終わるまでもっと時間がかかっただろう』
・『判断に迷う遺品の取り扱いは遺品整理士に相談すると良い』
・『遺品整理業を営むのに遺品整理士の資格は必ずしも必要ではない』

「遺品査定士」とは?

「遺品査定士」とは?

「遺品査定士」とは、「遺品の価値を査定する専門資格もしくは専門資格を持ち遺品査定の職業に就いている人」を意味する言葉です。

遺品を整理するときに最も困るのが「物品の価値がわからない」ことですがそんな悩みを解決してくれる専門家を「遺品査定士」と呼びます。

「遺品査定士」は遺品の価値を査定する専門家です。

家具や家電、衣類や宝飾品など様々なジャンルの品物が入り混じる遺品を一つずつ査定して価値をつけ遺族の要望に応じて買い取ったり納得のいく処分を提案したりして遺品整理を物品査定でサポートします。

「遺品査定士」は一般社団法人遺品査定し認定協会によって認定される民間資格です。

遺品査定独特の査定ノウハウや買取知識とあわせて不要品の処分に関する法令などの知識を身につけることで資格を取得できます。

「遺品査定士」の使い方

・『遺品査定士に宝石を査定してもらう』
・『遺品の価値が不明なので遺品査定士に協力を要請する』
・『遺品査定士の勧めに従い個人のコレクションをオークションで売却することにした』
・『遺品査定士に査定してもらっていなかったらゴミとして処分されていただろう』

「遺品整理士」と「遺品査定士」の違い

「遺品整理士」と「遺品査定士」の違い

「遺品整理士」「遺品査定士」「価値の査定」です。

「遺品整理士」は個人が残した荷物や道具を整理する専門家です。

不要品の処分方法や効率的な作業アドバイスなどは行いますが個別の品物について具体的に価値を査定することはありません。

「遺品査定士」は遺品の価値を査定する専門家なので遺族の依頼に応じて物品を査定し場合によっては買い取ります。

まとめ

まとめ

「遺品整理士」「遺品査定士」はどちらも民間が認定する歴史の浅い新しい資格です。

どのように遺品を整理したいのかよく考えてどちらに依頼するか決めてください。