この記事では、「喪失」と「消失」の違いを分かりやすく説明していきます。
「喪失」とは?
「喪失」の意味と使い方について紹介します。
「喪失」の意味
「喪失」は「そうしつ」と読みます。
意味は「なくなること、主に抽象的な内容に対して使われる」になります。
「喪失」の使い方
「喪失」は、大切なにしていたものや、存在が大きいものがなくなることを言います。
特にその人の所有物であったり、精神的な支えとなっているもの失う時に使われます。
「自信喪失」は、「それまで持っていた自信を、ある失敗やトラブルなどをきっかけになくしてしまうこと」を表します。
「記憶喪失」は、「自分や人に関する記憶を、精神的なショックや事故などにより、一部または全てなくしてしまうこと」を表します。
「喪失」は、目に見えないもので、その人にとって大切なものを失ってしまう時の表現なのです。
「消失」とは?
「消失」の意味と使い方について紹介します。
「消失」の意味
「消失」は「しょうしつ」と読みます。
意味は「物が消えてなくなること」「今まで有効だったものが、使えなくなること」です。
「消失」の使い方
「消失」は、今まであったものが、消えてなくなってしまうことを言います。
なくなったものを主体にしている言葉で、大切なものであるかという点は含みません。
「痛みが消失する」は、「それまで感じていた痛みがすっかり取れてなくなること」を表します。
「データが消失する」は、「パソコンの不具合などにより、データが飛んで消えてしまうこと」を表します。
目に見えないものから、目に見えるものまで幅広く使われます。
「喪失」と「消失」の違い!
「喪失」は「存在が大きなものがなくなること」です。
「消失」は「今まであってものが消えてなくなること」です。
まとめ
今回は「喪失」と「消失」の違いをお伝えしました。
「喪失は大切なものがなくなる」、「消失は単に消えてなくなる」と覚えておきましょう。