「あーね」と「それな」の違いとは?分かりやすく解釈

「あーね」と「それな」の違い二語の違い

この記事では、「あーね」「それな」の違いを分かりやすく説明していきます。

「あーね」とは?

福岡県の方言です。

「ああ、そうだね」といった意味になります。

2010年に行われた、福岡県の高校生とその親世代(40代・50代)へのアンケートによると、「あーね」という言葉を「使ったことがある」の回答が64人、「聞いたことがある」の回答が4人、「聞いたことがない」の回答が0人という結果になっています。

このことから、福岡県では「あーね」という言葉が使われていることが窺えます。

「あーね」は、福岡県以外の女子中高生の間でも使われています。

2011年と2012年の「女子中高生ケータイ流行語大賞」では、第6位に選ばれました。

「あーね」の使い方

「そうだね」といった意味で使用をします。

日常会話の中で使う言葉で、職場で目上の人に対して使うような言葉ではありません。

友達同士や家族など、親しい間柄で用いられます。

方言としてではない場合、主に女子高生の間で使用されています。

「それな」とは?

「そうだね」といった意味の言葉です。

同意を表します。

この言葉は、SNSで使われはじめたといわれています。

適当な相槌として使われることがあり、この言葉を頻繁に使う人がいるようです。

あまりにも使用頻度が高いと、うるさがられてしまいます。

関西弁に由来するともいわれています。

「ほんま、それ」という「本当にその通り」を意味する言葉の、「ほんま」が取れたという説です。

「それな」は、「そうだね」というよりも文字数が少なく、口にしやすい言葉です。

そのためなのか、使用頻度が高くなる傾向があります。

適当に相槌を打ちたいときに便利な言葉です。

「それな」の使い方

「そうだね」という意味で使用をします。

相槌として使われることが多いです。

しっかり話を聞いていて使うときもあれば、適当に話しを聞いていて使うこともあります。

とくにSNSで使われています。

会話では日常生活で使われており、職場などで目上の人に対しては使用しません。

「あーね」と「それな」の違い

どちらの言葉も同意の意味があり、ほとんど同じ意味を持っています。

違いは使われる年齢層です。

前者の言葉は主に女子中高生の間で使われています。

後者の言葉は若者を中心に使われており、とくに大学生に使われているようです。

また、前者の言葉は福岡県の方言でもあります。

方言としては、女子中高生以外の人たちにも使用されています。

「あーね」の例文

・『あーねと返事を返す』
・『あーねばかり言う』
・『全然違うというから、あーねと言っておいた』

「それな」の例文

・『それなと返事をされた』
・『あいつは、それなばかり言う』
・『言っていることに納得できるので、それなと返事をした』

まとめ

どちらの言葉もほとんど同じ意味で、女子高生の間やSNSで使われています。

同意を示すときに使える言葉です。

便利なためSNSで頻繁に使う人もいるようです。