この記事では、「アフレコ」と「オフレコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アフレコ」とは?
「アフレコ」は英語で書くとafter recording。
つまり、後からレコーディングするといった意味となり、「アフレコ」は、後から声を付けることを意味するものとなります。
一般的にアニメや映画、ドラマなので、映像のみ撮影したものに対し、完成した映像を見ながら声を入れていく作業を「アフレコ」と言います。
このような意味から、「口パク」や「音声別録」、「アテレコ」などが「アフレコ」と同じような意味として用いることができます。
「アフレコ」の使い方
後から声を入れる作業を意味する「アフレコ」の使い方には、「アフレコ入りの漫画」や「アフレコ編集」、「アフレコの音声入力」、「アフレコデータ」、「アフレコ再生」などがあります。
「オフレコ」とは?
「オフレコ」は英語で書くとoff the record。
つまり、記録しない、公表しない、といった意味となります。
一般的に報道といった業界で用いられる言葉で、取材する際、公表しない、記録しない、ことを条件に取材する際「オフレコ」という言葉を用いています。
それが、今では日常的にも用いられる言葉となり、日常会話では、秘密にしてほしい話について「オフレコ」を用いる場合が多くなります。
このような意味から、「ここだけの話」や「非公表」、「非公式」、「内緒話」、「内輪ネタ」などが「オフレコ」と同じような意味として用いることができます。
「オフレコ」の使い方
記録しない、公表しない、といった意味から「オフレコ」の使い方には、「オフレコが条件で」や「オフレコでお願いします」、「オフレコの話」などがあります。
「アフレコ」と「オフレコ」の違い
同じ「レコ」といった文字が用いられるため、同じような意味だと勘違いされやすい言葉ですが、「アフレコ」と「オフレコ」は、全く異なった意味を持つ言葉です。
「アフレコ」は、後から声を付ける行為を意味し、声優業界やナレーション業界などで主に用いられる言葉です。
一方、「オフレコ」の場合は、記録しない、公表しない、といった意味となり、報道関係者などの間でよく用いられる言葉となります。
「アフレコ」の例文
・『テーマパークで実際のアニメに声を付けるアフレコ体験を行いました。』
・『アニメのアフレコ現場では、音が出ない洋服選びなど様々な注意事項があるそうです。』
・『自主映画を撮影する際、映像だけ先に撮り、声はアフレコで対応することにしました。』
・『アフレコ現場をテレビで見て、声優さんに憧れるようになりました。』
「オフレコ」の例文
・『今から話す内容は、オフレコを守ってください。』
・『オフレコを条件に話した内容がネット記事になっており、非常に遺憾です。』
・『オフレコを条件に選手の詳しい情報を聞くことができました。』
・『今回の企画内容は、オフレコで進行する必要がある。』
まとめ
「アフレコ」と「オフレコ」は、全く異なった意味を持つ言葉です。
そのため、同じ意味として使用することがないよう適した使い分けが大切です。