この記事では、「アフレコ」と「プレスコ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アフレコ」とは?
映画やテレビなどで、先に映像を作っておき、その後に映像にあわせて声や音を録音することです。
テレビアニメは、少しずつ違ったイラストを連続してみることで、動いているように感じられるようになっています。
つまり、イラストでできているのです。
当然ですが、イラストに声や音はありません。
イラストを連続して見ただけでは、動いているよう見えるだけで、声や音は出てこないのです。
アニメに登場する人物にセリフを言わせたければ、声をつけなければなりません。
声をつける方法には、先に声を作っておいて後からイラストをつける方法と、先にイラストを作って後から声をつける方法とがあります。
「アフレコ」とは、先にイラストを作って、後から声をつける方法のことです。
テレビアニメ以外でも、映画や実写などの映像に後から声や音をつけることをいいます。
テレビのニュースなどで、アニメや映画などの映像を見ながら声優が声を出しているシーンが映し出されることがあります。
台本を見ながら、映像の口の動きにあわせて声を出しています。
あれが「アフレコ」です。
「アフレコ」の使い方
最初に映像を作って、その後に声や音を録音することを指して使用します。
テレビアニメ、映画、テレビなどで使われることが多いです。
「プレスコ」とは?
映画やテレビなどで、先に声や音を録音しておき、これにあわせて口を動かしたり演技をしたりすることです。
日本のアニメでは、この方法が取られることは少ないのですが、米国のアニメではこれが主流のようです。
ミュージカル映画でも、この方法が用いられることがあります。
先にセリフや音楽を録音しておき、それにあわせて俳優が演技をします。
先に音声を録音しておくとマイクを設置しなくてよいというメリットがあります。
「プレスコ」の使い方
最初に音を作って、その後に映像をつける方法を指して使用します。
テレビや映画などで使われることが多いです。
「アフレコ」と「プレスコ」の違い
どちらの言葉もテレビや映画などを制作するときに使われる言葉です。
違いは映像が先で音が後なのか、音が先で映像が後なのかということです。
前者の言葉は、映像を先に作り、音を後につけます。
後者の言葉は、音を先に作り、映像を後につけます。
「アフレコ」の例文
・『アフレコシーンが公開された』
・『憧れの声優と一緒にアフレコに臨む』
・『アフレコに使用する台本を手渡された』
・『アフレコをする前から緊張している』
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「プレスコ」の例文
・『プレスコで収録しています』
・『このアニメはプレスコで制作しています』
・『プレスコははじめてです』
・『プレスコを採用しています』
まとめ
どちらの言葉もテレビや映画などの制作方法を指しています。
違いは映像が先で音が後か、音が先で映像が後かという点です。