この記事では、「カフェインレス」と「デカフェ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カフェインレス」とは?
カフェインをほとんど含まないことです。
カフェインとは、植物に含まれるアルカロイドの一種です。
人が摂取をすると交感神経が刺激され、興奮作用を示します。
眠気が強いときにカフェインを含む飲料を飲むことがありますが、これはカフェインの興奮作用によって眠気を吹き飛ばすためです。
カフェインを含むものには、コーヒー、紅茶、緑茶、ココア、チョコレートなどがあります。
飲料100mlあたりのカフェイン含有量は、粉末10mg使用のレギュラーコーヒー抽出液で約60mg、粉末2g使用のインスタントコーヒーで約60mg、茶葉10g使用の玉露で約160mg、茶葉5g使用の紅茶で約30mgです。
こういったものからカフェインを取り除き、カフェインをほとんど含んでいないものを「カフェインレス」といいます。
0. 0mgなのではなく、微量含まれています。
「カフェインレス」の使い方
飲料に使われる言葉です。
カフェインをほとんど含んでいないことを表して使用します。
「デカフェ」とは?
本来カフェインを含む飲料からカフェインを取り除いた、という意味です。
カフェイン0. 0mgなのではなく、微量含んでいます。
カフェインを含む飲料には、コーヒー、紅茶、緑茶、ウーロン茶、コーラなどがあります。
カフェインには神経を興奮させる作用があり、就寝前の摂取を避ける人は少なくありません。
また、妊娠中にはカフェインを摂取しない方がよいとされています。
カフェインを摂りたくないなら、コーヒーなどを飲まなければよいのですが、飲みたくなることはあります。
こういった理由でカフェインを含まない飲料への需要があります。
コーヒーの場合は、有機溶媒抽出、水抽出、超臨界二酸化炭素抽出などによってカフェインを取り除いています。
「デカフェ」の使い方
飲料に使われる言葉です。
カフェインをほとんど含んでいない飲料に使用します。
「カフェインレス」と「デカフェ」の違い
どちらの言葉も、カフェインをほとんど含まない飲料のことを指しています。
前者の言葉は何%カフェインを取り除いているのか定義があり、日本の場合は90%以上取り除いている場合にこの言葉を使うことができます。
後者の言葉は、日本では何%カフェインを取り除いているのかという定義はありません。
「カフェインレス」の例文
・『カフェインレスのコーヒーを愛飲している』
・『カフェインレスよりもカフェインを含むものの方が好き』
・『カフェインレスでもおいしい』
・『最近、カフェインレスにはまっています』
「デカフェ」の例文
・『デカフェの緑茶をもらった』
・『デカフェ製品を探しています』
・『デカフェのコーヒーもいろいろと種類がある』
・『デカフェの緑茶が好き』
まとめ
どちらの言葉もほぼ同じことを指しているのですが、カフェイン除去率の定義の有無に違いがあります。