この記事では、「認知度」と「知名度」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認知度」とは?
「認知度」とは、一般的に社会でどれほどの人に認知されているか、つまり、知られているかという度合いを表す言葉です。
「認知」は、「認知する」と使われることが多く、この「認知する」という意味は、人々が知っているといった意味があり、世間の間でどれほどの人がそのことについて知っているかの度合いが「認知度」なのです。
その対象は、人物でも動物でも物でも会社でも限定されることはありません。
同じような意味を持つ言葉には、「有名さ」や「知っている割合」などがあります。
「認知度」の使い方
「認知度」は、高い、低い、といった使い方のほか、「認知度」が、ある、ない。
そのほか、「認知度」を上げる、「認知度」を向上させる、などといった使い方があります。
「知名度」とは?
「知名度」とは、名を知る度合いと書きます。
そこから意味は、一般的にその名前がどれほどの人に知られているのかの度合いを表すものとなります。
対象は、人や物などで、その名前まで、どれだけの人が知っているかという点がポイントです。
一般的には、芸能人や有名企業名、商品名などに対し用いられることが多い言葉で、それらの名前がどの程度に人に知られているかを表す際、「知名度」が用いられます。
同じような意味を持つ言葉には、「有名さ」や「知っている割合」などがあります。
「知名度」の使い方
「知名度」は、高い、低い、といった使い方のほか、「知名度」が、ある、ない。
そのほか、「知名度」を上げる、「知名度」のアップを図る、などといった使い方があります。
「認知度」と「知名度」の違い
世間一般に知られている度合いといった意味では同じ「認知度」と「知名度」ですが、その内容に少し違いがあります。
「認知度」の場合、世間一般に認識されているものといった意味があり、名前だけではなく、その中身まで知られている場合に用いられます。
一方、「知名度」の場合、世間一般に知られているのは名前だけです。
その人物や物の内容まで詳しく知らなくても名前だけ知られていれば、「知名度」が高いと言えるのです。
この点が「認知度」と「知名度」の大きな違いなのです。
「認知度」の例文
・『新人で選挙に出馬する私にとって、今からどれだけ自分の認知度を上げることができるかが勝負です。』
・『私が好きなアイドルはマニアの間では認知度が高いのですが、世の中では認知度がまだまだ低いのが悩みです。』
・『今回の会議の議題は、新商品の認知度をどのような方法でアップさせるのかです。』
・『若者の間では認知度が高いものでも、私たち高齢者にとっては聞いたことも見たこともないものが多すぎて困ります。』
「知名度」の例文
・『CM効果によって、新商品の知名度がグングンアップしています。』
・『芸能人になって10年。自分の知名度がどれほど上がったのか確認したい。』
・『商品名は、その商品の知名度に大きく関係するため慎重に決めなければならない。』
・『知名度が高い人気アイドルグループは、老若男女に好かれているとも言えます。』
まとめ
以上が「認知度」と「知名度」の違いです。
意味をよく知り使い分けることが大切です。