この記事では、「スムーズ」と「順調」の違いを分かりやすく説明していきます。
「スムーズ」とは?
「スムーズ」は、物の動きが円滑に動くさまを「スムーズ」と言います。
例えば、関節や自動車のギアなど物体の動きが円滑であることのみを「スムーズ」という言葉で表しますので、物体とは関係ないことに「スムーズ」という言葉を使用するのは不適当です。
その為、「話がスムーズで助かる」というのは、間違いで、その理由は、話は物体ではないため、このケースでは、話が順調という表現が望ましいです。
「順調」とは?
「順調」は困難がなく、つつがなく物事が進むことを「順調」と呼びます。
「順調」はかなり便利な言葉で、物の動作が円滑であることも「順調」で、話がうまく進んでいくことも「順調」と呼べるため、汎用性が高い言葉です。
「スムーズ」と「順調」の違い
「スムーズ」は、あくまで稼働する物体に対して用いる表現であるため、物でなければならず、「自動車の変速がスムーズ」であれば自動車の変速機の動作が円滑であるとなりますが、これを、「話がスムーズ」と置き換えることはできません。
一方順調はかなり便利で、「自動車の変速が順調」や、「話が順調」という言葉で物事が変化つに進んでいくことを示せますので、違いは汎用性にあります。
「スムーズ」の例文
・『新しい人工股関節の関節の動きはスムーズだ』 この例は、医療用人工股関節の可動域が円滑であることを示しており、医療用人工股関節は物体であると示しています。
・『スムーズに自転車の変速機が動かない』
この例は自転車の変速機という物体の動作が円滑ではないと述べています。
「スムーズ」は物体に適応する言葉ですので、この例では、自転車の変速機が適応対象の言葉です。
「順調」の例文
・『順調な滑り出しだ』 この例は、物事が問題なく進んでいるという例です。
「順調」は、物体以外にも使用することができる言葉で物事がうまくいっていることを指します。
・『自転車の変速機の動きは順調だ』
この例では、自転車の変速機という場所の動作がうまくいっていることを述べています。
「順調」は物体やお仕事などの会話などで物事が進んでいることを表せるため、とりあえずことがうまくいっていれば、「順調」と言っておけばうまくいっている様子を示せます。
まとめ
「スムーズ」と「順調」の違いは対応できるものの範囲が異なります。
「スムーズ」はあくまで物体の動作が円滑であることのみを指しますが、「順調」は物体の動作が円滑であることの他にも、お仕事の会話などで商談などがうまくまとまっていることにも使用可能でかなり汎用性が高いです。
したがって、便利さで言えば、「順調」の方が便利に使用することができ、どの様な物事にも対応できますが、「スムーズ」にも利点はあり、「スムーズ」の場合「スムーズ」と聞けば、機械的な物や物体であると認識できる利点があり話の前後でどういった場所が円滑に動作しているかを即座に判断できるのです。