「熱心」と「一生懸命」の違いとは?分かりやすく解釈

「熱心」と「一生懸命」の違いとは?言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「熱心」「一生懸命」の違いを分かりやすく説明していきます。

「熱心」とは?

「熱心」とは?

「熱心」「ねっしん」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は、「一つのものごとに集中して打ち込む様子」という意味で、現在何かのものごとに熱中して行動している様子を言います。

2つ目は、「ものごとに対して一途な性格のこと」という意味で、常に意欲を持って取り組む気持ちのことを言います。

上記に共通するのは「集中して取り組む」という意味です。

「熱心」の使い方

「熱心」「一つのものごとに集中して打ち込む様子」「ものごとに対して一途な性格のこと」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「熱心だ・である」と使われたり、形容詞として「熱心な」と使われたり、副詞として「熱心に」と使われたりします。

基本的に、あるものごとに集中して取り組む様子に使われる言葉です。

「一生懸命」とは?

「一生懸命」とは?

「一生懸命」「いっしょうけんめい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「全力でものごとに当たること」という意味で、命がけであるものごとに取り組む様子を言います。

2つ目は「後に引けないピンチの状態」という意味で、切羽詰まった状態のことを言います。

上記に共通するのは「命がけで臨む」という意味です。

「一生懸命」「一所懸命」とも書き、こちらが元の言葉になります。

昔の日本で、主君から与えられた一か所の土地を命がけで守ったことに由来していて、「いっしょけんめい」から「いっしょうけんめい」になりました。

現在では、メディアが「一生懸命」で表記を統一していることから、こちらの表現の方が良く使われています。

「一生懸命」の使い方

「一生懸命」「全力でものごとに当たること」「後に引けないピンチの状態」という意味で使われます。

名詞・形容動詞として「一生懸命だ・である」と使われたり、形容詞として「一生懸命な」と使われたり、副詞として「一生懸命に」と使われたりします。

基本的に、全力でものごとに取り組む様子に使われる言葉です。

「熱心」と「一生懸命」の違い

「熱心」と「一生懸命」の違い

「熱心」「あるものごとに集中して取り組む様子」という意味です。

「一生懸命」「全力でものごとに取り組む様子」という意味です。

「熱心」の例文

「熱心」の例文

・『彼は熱心な仕事ぶりが評価された』
・『いつも前列で熱心に講義を聞いてる学生がいる』
・『彼女は熱心に練習して見違えるほど上達した』
・『子供たちは熱心に教師に質問をした』

「一生懸命」の例文

「一生懸命」の例文

・『一生懸命勉強したから絶対に合格できると信じる』
・『彼は治療薬の開発に一生懸命取り組んだ』
・『彼女は借金を返す為に一生懸命働いた』
・『選手たちは皆一生懸命練習して試合に臨んだ』

まとめ

まとめ

今回は「熱心」「一生懸命」について紹介しました。

「熱心」「集中して取り組む様子」「一生懸命」「全力で取り組む様子」と覚えておきましょう。