「進入」と「侵入」の違いとは?分かりやすく解釈

「進入」と「侵入」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「進入」「侵入」の違いを分かりやすく説明していきます。

同じ読み方をする2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「進入」とは?

「進入」とは?

「進入」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「進入」「しんにゅう」と読みます。

「進入」は、「人や乗り物がその場所へ進み入ること」という意味があります。

例えば、自動車が、山道に進み入る場合は、「自動車が山道に進入する」などと言います。

また、電車がプラットフォームに進み入る様子を、「電車がプラットフォームに進入した」と表現することができます。

さらに、飛行機が着陸のために滑走路に進み入る様子を、「旅客機が滑走路に進入する」などと言います。

このように、人や乗り物などが、ある場所に進みながら入っていく様子を見たとき、「進入」という言葉を使うことができます。

「侵入」とは?

「侵入」とは?

「侵入」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「侵入」「しんにゅう」と読みます。

「侵入」「他の領分を侵して、強引に入りこむこと」という意味があります。

ちなみに「領分(りょうぶん)」には、「領有している土地」という意味や、「勢力下にある領域」という意味があります。

このことから、自分が所有する土地に誰かが入ってくるとき、「家に見知らぬ人が侵入した」ということができます。

また、会社のA部長の勢力下にある部署に、B部長が強引に入りこんできた場合は、「B部長が、A部長の縄張りに侵入した」などと噂になるのではないでしょうか。

このように、誰かの縄張りやテリトリーに、誰かが強引に入りこんできたときに、「侵入」という言葉を使います。

また、スパイ映画などでは、銀行や国の重要施設などに、自ら強引に入りこむ場面があり、「これからCIAに侵入する」などというセリフが登場することがあります。

「進入」と「侵入」の違い

「進入」と「侵入」の違い

「進入」「侵入」の違いを、分かりやすく解説します。

「進入」は、「人や乗り物がその場所へ進み入ること」という意味があります。

一方の「侵入」「他の領分を侵して、強引に入りこむこと」という意味があります。

どちらも、人や乗り物などが、どこかに入っていく様子を意味する言葉になります。

ただし、「進入」は、単純に、人や乗り物がある場所に進み入る様子を表現する言葉で、そこに問題や違法性などの意味合いが含まれていません。

一方の「侵入」には、本来は入ってはいけない場所に、資格もないのに強引に入りこんでいくという意味が含まれています。

このように、「進入」は、単純に人や乗り物がある場所に入っていく様子を意味するのに対して、「侵入」は、本来入ってはいけない場所に、強引に入りこむ様子を意味するという違いがあります。

まとめ

まとめ

「進入」「侵入」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な違いがありました。

違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。