この記事では、「尋ねる」と「訪ねる」の違いを分かりやすく説明していきます。
同じ読み方をする2つの言葉には、どのような意味や違いがあるでしょうか。
「尋ねる」とは?
「尋ねる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「尋ねる」は「たずねる」と読みます。
「尋ねる」は、「所在のわからないものを探し求めること」という意味があります。
例えば、家出してしまって、所在が分からない子供を探すとき、「家出したことどもを尋ねる」という文章にできます。
次に「尋ねる」には「物事のおおもとを、明らかにするために、調べたり考えたりすること」という意味があります。
「仏教の期限を尋ねる」「真理を尋ねる」などという文章にできます。
さらに「尋ねる」には、「分からないことを人に質問する」という意味があります。
初めて訪れた場所で道が分からないとき、地元の人に質問することがあるでしょう。
このような時、「道を尋ねる」と言います。
また、入院している家族の安否を、医師に質問するとき、「医師に安否を尋ねる」などと言います。
「訪ねる」とは?
「訪ねる」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「訪ねる」は「たずねる」と読みます。
「訪ねる」は「会うためにその人のいるところに行く」という意味があります。
何か目的があって、わざわざその場所へ行くとき、「訪ねる」という言葉を使うことになります。
例えば、友達に会うために、友達が住む街へ、行くことがあるかもしれません。
このような時、「友達を訪ねて、住んでいる街へ行く」などと言います。
また、先生が生徒の住む家に行くとき、「先生が生徒の家を訪ねる」と「訪ねる」という言葉を使って表現します。
他にも、わざわざ温泉に入るために、温泉のある場所に行くとき、「秘湯を訪ねる」などと言います。
「尋ねる」と「訪ねる」の違い
「尋ねる」と「訪ねる」の違いを、分かりやすく解説します。
「所在のわからないものを探し求めること」、「物事のおおもとを、明らかにするために、調べたり考えたりすること」、さらに「分からないことを人に質問する」という意味があります。
初めという意味があります。
一方「訪ねる」には、「会うためにその人のいるところに行く」という意味があります。
「友達を尋ねる」という場合は、行方不明になった友達を探し求めるというニュアンスがあるのに対して、「友達を訪ねる」という場合は、友達の家に遊びに行くような意味になります。
また、「友達の学校を尋ねる」という場合は、友達が通っている学校を知らないので、質問するという意味がありますが、「友達の学校を訪ねる」という場合は、友達が通っている学校に行くという意味になります。
このように、「尋ねる」と「訪ねる」には、大きな意味の違いがあります。
まとめ
「尋ねる」と「訪ねる」の違いについて見てきました。
意味の違いを知ることで、混同せずに使いこなせるようになりそうです。