この記事では、「青息吐息」と「虫の息」の違いを分かりやすく説明していきます。
「青息吐息」とは?
「青息吐息」とは、抱えている不安や困ったことによって、すごく元気がないことの表現になります。
「大失敗をしてしまい、ここ最近ずっと青息吐息だった」のような使い方になる言葉で、最近は失敗の影響からそれだけ元気がなかったと言っています。
人に対しても使える表現で、「彼が青息吐息な原因は何だろう?」などと使っても構いません。
また、「資金繰りに青息吐息で奔走している」といったように、何かに困り果てている様子の表現に用いることもできる言葉です。
「虫の息」とは?
「虫の息」は、今にも息が止まりそうな状態を表します。
「火事になった現場から、虫の息で運び出されたと聞いた」のように使われますが、あまりいいニュアンスにはならない為、使い方には注意しないといけません。
上の例のような使い方であればいいですが、「患者が虫の息らしい」といったような用い方はまずしません。
もう死んでしまうそうだという表現になってしまう為、このようなデリケートな対象にはなるべく使わない方が無難な表現となっています。
「青息吐息」と「虫の息」の違い
「青息吐息」と「虫の息」の違いを、分かりやすく解説します。
「青息吐息」は、それだけ困っている為に元気がないという意味になり、「虫の息」は、対象が今にも死んでしまいそうだと使う言葉です。
どちらもピンチな状況の表現になりますが、「青息吐息」は、そのような状況から元気がないというだけで、それほどの危機(命に関わる)が迫っているという訳でもありません。
「虫の息」になると、命の危機という状況そのもので、あまりいい使い方にはならないと覚えておきましょう。
まとめ
「青息吐息」と「虫の息」は、このような言葉になります。
先のように、「虫の息」は、そのように表現する対象に注意して使ってください。