この記事では、「分解」と「解体」の違いを分かりやすく説明していきます。
「分解」とは?
「分解」とは、対象を2つ以上に分けることです。
それに意味があって行われることがほとんどで、例えば、機械物の修理の為にこれを行う、どのような仕組みになっているか調べる為に行うという具合で、場合によっては元には戻せないかも知れませんが、それも覚悟で行う場合もあります。
「分解してみたら、悪い所が分かった」、「分解して、必要なパーツだけ取っておこう」などと使われる言葉で、後者では、その状態に戻すつもりはなく、使えるものだけ取り出そうと言っており、そのような「分解」も多く行われています。
「解体」とは?
「解体」も、対象をいくつかに分かることですが、こちらは単に「バラバラにすること」だと解釈してください。
もちろん意味があって行うもので、壊すこと自体が目的の場合に用いられる言葉です。
「ビルの解体作業が始まった」、「解体するのにどれくらい時間が掛かる?」のような使い方になり、この言葉で表現した場合には、元に戻すことは考慮しないと考えていいでしょう。
その考慮があある場合には、こちらではなく、先の「分解」と使うからです。
「分解」と「解体」の違い
「分解」と「解体」の違いを、分かりやすく解説します。
「分解」は、それによって何かしらの意味があるからこそ行われます。
その「分解」自体が意味の場合には、「解体」と使うと覚えておくと分かりやすいでしょう。
つまり、ただバラバラにするだけ(それ自体が行う意味)の場合は「解体」で、その先に対象の修理や必要な部品の取り出し、仕組みの調査などの理由がある時には「分解」と使う言葉になります。
まとめ
「分解」と「解体」は、このような違いになります。
最初はきちんとした目的があったものの、結果的にただバラバラにしただけだったという場合には、「分解」の方で構いません(最初からバラバラにするだけことが目的ではない為です)。