この記事では、「畏怖」と「恐怖」の違いを分かりやすく説明していきます。
「畏怖」とは?
「畏怖」の意味と使い方について紹介します。
意味
「畏怖」は「いふ」と読み、「すごいと思い恐れおののく様子、その様な気持ち」という意味です。
単なる「怖い」ではなく、神や自然など、人を超越する程のパワーを持っているものに対して、敬意を払いながらもおそれる気持ちを表す言葉です。
使い方
「畏怖」は名詞であり、使う時には「畏怖する・した」と動詞を伴います。
「畏怖」は「尊敬してかしこまり、控え目な態度を取る」という意味があり、自分より優れているものや力の強い者の前で大人しくなる様子を表します。
「怖」は「おそれる」「こわい」という意味で、「危険を感じて不安になる」「不吉ことが起きるのではと心配する」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり、「こわいと思いながらも尊敬してかしこまる様子」として使われています。
「恐怖」とは?
「恐怖」の意味と使い方について紹介します。
意味
「恐怖」は「きょうふ」と読み、「こわいと思う様子、その気持ち」という意味です。
人間や動物が持つ感情の一つで、本能から来るものです。
使い方
「恐怖」は名詞であり、使う時には「恐怖を感じる」など動詞を伴います。
「恐」は「おそれる」「こわがる」「つつしむ」「かしこまる」という意味があります。
「恐怖」は、対象となる人や物に対して本能的に感じる「こわい」「おそろしい」「逃げ出したい」という気持ちを表し、他の意味は含まれません。
「畏怖」と「恐怖」の違い!
「畏怖」は、相手に対して恐ろしいと思いながらも、尊敬してかしこまる気持ちが含まれます。
「恐怖」は、おそろしくて逃げ出したくなるという気持のみです。
まとめ
「畏怖」と「恐怖」は含まれる感情に違いがあります。
「すごくてこわい」と思うか、「こわくて逃げたい」と思うかで使い分けましょう。