「音」と「物音」の違いとは?分かりやすく解釈

「音」と「物音」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「音」「物音」の違いを分かりやすく説明していきます。

「音」とは?

「音」とは?

「音」には4つの意味があります。

1つめは、空気の振動によって生まれる音波を聴覚器官が感じとったものです。

テレビをつけると、出演している人の声が聞こえます。

これは、テレビから出ているものが空気を振動させて音波を作り、これが人間の聴覚器官に達するからです。

聴覚器官に達した音波の刺激が脳に伝わり、脳が処理をすることで話し声が聞こえるなど認識をします。

2つめの意味は、世間でいろいろといわれている明確でない事柄です。

うわさといった意味になります。

この場合「音に聞く」と使います。

3つめは鳥や獣の声です。

鳥はチュンチュン、カーカー、ピーピーなどの声を出します。

これは鳴き声ともいいますが、「音」ともいいます。

4つめは何かについての情報、ある状態がやってくるです。

「春の音」のようなことを指します。

春は音波を出していないので、これは聴覚器官が感じ取るものではあいません。

「音」の使い方

聴覚器官が感じ取ったものという意味で使われることが多いです。

「物音」とは?

「物音」とは?

物が作り出す「音」です。

その「音」が何かわからない場合にいいます。

家に一人でいるときにガタっと「音」がしたとします。

誰もいないので、人が立てた「音」ではありません。

物が倒れたのだろうと思われますが、何の物が倒れたのかわかりません。

どこから出ている「音」かわからないこのようなものを「物音」といいます。

音楽の場合は、この「音」は音楽だとわかっています。

わかっている場合は、この言葉が意味するものではありません。

街中にいるといろいろな「音」が聞こえてきます。

話し声、車の走行音、クラクション、誰かの形態着信音などです。

こういったいろいろなものが混じっていることも、この言葉が意味するものです。

「物音」の使い方

何かの物が出す「音」を指して使用します。

何であるかわからない場合をいいます。

「音」と「物音」の違い

「音」と「物音」の違い

どちらの言葉も音波を聴覚器官が感じ取ったものを意味していますが、使われ方に違いがあります。

「音」は広く一般的に使われている言葉です。

何が音波をつくり出したのかわかるときにも、わからないときにも使われます。

また、季節がやってくることという意味でも使います。

「物音」は鳥や獣などが出す声の意味はなく、物が出す「音」を意味しています。

それがどこから出ているのかわからない場合をいいます。

「音」の例文

「音」の例文

・『雨の音を楽しむ』
・『音がうるさい』
・『音をもう少し小さくしてください』
・『トントンという音がする』

「物音」の例文

「物音」の例文

・『物音が聞こえた』
・『かすかな物音』
・『何の物音だろう』
・『どこからともなく不気味な物音がする』

まとめ

まとめ

音波を聴覚期間が感じ取ったものという意味が似ていますが、「音」は広く一般的に使われているのに対し、「物音」は何かはわからない物が出すものを指しており、使い方が異なります。