この記事では、「配付」と「配布」の違いを分かりやすく説明していきます。
「配付」とは?
「配付」は、「はいふ」と発音し、対象の人に特定のものを配るという意味になる言葉です。
例として、その人のメールアドレスだったり、成績表のようなものが配られる場合に使われます。
先のメールアドレスや成績表は、1人1人別のものになるものの、同様のものが他の人にも配られる為、こちらの「配付」と表現されます。
「配布」とは?
「配布」も、「配付」と同じく「はいふ」と発音する言葉で、大勢に同じものを配る時に使われる表現になります。
「配付」との違いは、こちらを使った場合には、1人1人(または、カテゴリなどによって分けられることなく)同じものになるという点です。
よって、「全員に景品を配付した」のような用い方になり、この場合、全員に同じものが配られたと解釈することができます。
「全員にメールアドレスを配付した」とすると、その全員に特定(固有)のそれが配られたことになり、メールアドレスという形式では一緒でも、同じものではなく、それぞれ別々のものです。
「配付」と「配布」の違い
「配付」と「配布」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは同じ読み方になり、「配付」は、形式は一緒でも、別のものを配る時に使われる表現で、「配布」の方は、同じものが配られるという解釈になります。
記載する場合には、きちんとした使い分けが必要になりますが、口語ではどちらも「はいふ」なので、違いを意識することなく使って構いません。
ただし、後から文章にすることがあると、間違った方にしてしまう可能性がある為、それぞれの意味を正しく覚えておくに越したことはありません。
まとめ
「配付」と「配布」は、このような違いになります。
「全世帯に2枚ずつ布マスクがはいふされた」といった場合には、「配布」が正しい表現になり、「順位に応じた賞品のはいふがあった」時には、「配付」とするのが正解です。