物事を調べたりコンテンツを楽しむ時に使われる言葉には「視聴」と「閲覧」があります。
この記事では、「視聴」と「閲覧」の違いを分かりやすく説明していきます。
「視聴」とは?
「視聴」とは目で見たり耳で聴いたりすることであり、特にコンテンツを体験したり楽しむ際に使われる言葉です。
ビジュアル面とオーディオ面の両方で物事を体験したりコンテンツを楽しむことから、この言葉は近代の文化の発展によって多く使われるようになりました。
「視聴」はライブ、演劇などの生のコンテンツよりも動画やテレビなどのデジタルコンテンツを見たり聴いたりする時に使われます。
生のライブや演劇を楽しむ際には「鑑賞」や「観覧」を使いますが、この言葉は美術館や博物館など色々なものに対して使うことが可能です。
「視聴率」は有名な言葉ですが、これはテレビがどれだけの世帯で見られているかの数値であり、これが高いほど幅広い人が番組を見ているというデータになります。
「視聴率」は主にテレビ放送で使われる言葉であり、インターネットの動画コンテンツなどは「視聴率」の代わりに再生数などが使われます。
「閲覧」とは?
「閲覧」とは書籍、文章、論文、新聞など文字で書かれたものを調べて読むという意味であり、最近だとインターネットのテキストやブログなどにも使われています。
単純に文章を読むだけではなくきちんと調べる目的を持って読むのが「閲覧」であり、学問の分野では重要視されます。
「閲覧」を専門にする部屋のことを「閲覧室」と呼びますが、これは図書館の設備であり読書や調べ物をする際に集中して取り組めるようになっています。
図書館に設けられた部屋のため基本的には静かにすることが求められますが、大学の図書館の場合には議論ができる専用の「閲覧室」を設けているところもあります。
「視聴」と「閲覧」の違い
「視聴」は目で見たり耳で聴いたりすることであり、動画コンテンツに対して使う言葉です。
対して「閲覧」は文章に対して使う言葉であり、調べ物をする目的の際に使われます。
「視聴率」はパーセンテージで表示されますが、「閲覧数」は実数でカウントされます。
「視聴」の例文
・『最近はテレビを視聴しながらスマホのゲームをプレイするようになった』
・『昔中学校の視聴覚室で見たとある映画にとても感動をしたことが今の自分を作っていると思います』
「閲覧」の例文
・『閲覧室はとても静かであり、文献をじっくりと読めたのでレポートも上手に書けました』
・『ブログの炎上によって閲覧数は上がったが、批判的なコメントも増えてしまった』
まとめ
「視聴」は動画コンテンツなどに対して使う言葉であり、最近ではテレビよりもインターネットの動画コンテンツに対して使うことが多くなりました。
「閲覧」はアナログな文章や書籍に対して使う言葉でしたが、最近ではインターネットのテキストやブログに対して使われるようになりました。