「真理」と「真実」の違いとは?分かりやすく解釈

「真理」と「真実」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「真理」「真実」の違いを分かりやすく説明していきます。

「真理」とは?

「真理」とは?

「真理」には、いつどんな時も変わることのない、正しい物事の道筋といった意味があります。

この世にある正しいことすべてを示す言葉で、時代や場所が変化しても変わることはありません。

そして、そのことは誰も否定することなどできないこととなります。

このような意味を持つ「真理」には、「真」「事実」「証明」などといった類語があります。

「真理」の使い方

「真理」の場合、「真理に近づく」「真理を探究する」「真理に迫る」「真理を解き明かす」などといった使い方のほか、「永遠の真理」「人間の真理」などといった言葉もあります。

「真実」とは?

「真実」とは?

「真実」には、本当のこと、嘘偽りのないこと、といった意味があります。

その出来事や内容に対し、嘘も偽りもない状態を「真実」と言います。

「真実」は、「あるがまま」とも言い換えることができ、そのままの状態、見たままの状態を示す言葉です。

このような意味を持つ「真実」には、「事実」「実際に」「本当に」「リアル」「誠」「ピュア」などといった類語があります。

「真実」の使い方

「真実」の場合、「真実を語る」「真実を暴く」「真実を明かす」「真実を知る」「真実にたどり着く」などといった使い方のほか、「真実の愛」などといった言葉もあります。

「真理」と「真実」の違い

「真理」と「真実」の違い

同じ「真」という漢字が用いられていますが、「真理」「真実」は異なった意味を持つ言葉となります。

「真理」には、どんな状況でも変化することのない正しい道筋といった意味があり、「真実」には、嘘や偽りがない本当のこと、といった意味があります。

どちらも、正しいことを表す言葉ですが、「真理」の場合は、誰もが正しいと思えることを意味する言葉に対し、「真実」の場合、誰が正しいと思えるかということは関係ない状態で用いられる言葉となります。

「真理」の例文

「真理」の例文

・『これほど、目まぐるしく世の中が変化する中、本当に永遠の真理など存在するのかと不思議に思う。』

・『私は、これからも心理を解き明かすために努力するつもりです。』

・『真理に迫る緊張感ある場面でした。』

・『真理の探究というものは大変なことも多いが、その分、喜びもたくさんあります。』

「真実」の例文

「真実」の例文

・『真実を知ることが、必ず幸せとは限りません。』

・『なぜ、あなたは、どこまでして真実を知りたいのですか。』

・『旦那が浮気をしていたという真実を知ってしまった以上、一緒に暮らすことはできません。』

・『政治家の真実を暴くため、様々な運動を行うことにしました。』

まとめ

まとめ

以上のように「真理」は、何があっても変わらないという不変の道筋。

「真理」は、?偽りのない本当のこと、といった意味があり、同じ正しいことを意味する言葉でも、異なった意味を持つ言葉となります。