「怪しい」と「訝しい」の違いとは?分かりやすく解釈

「怪しい」と「訝しい」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「怪しい」「」の違いを分かりやすく説明していきます。

「怪しい」とは?

「怪しい」とは?

「怪しい」「あやしい」と読み、主な意味は以下の通りです。

1つ目は「不気味な感じがする」という意味で、ある現象に対して気味が悪いと感じることです。

2つ目は「その場の状況や相手の行動や態度が不審である」という意味で、何か悪いことが起こりそうな予感がすることです。

3つ目は「男女が親密な関係を隠していると疑うこと」という意味で、男女の関係にあるのではと疑うことです。

4つ目は「良くない流れになりそうな予感がする」という意味で、状況が悪くなりそうで不安な気持ちのことです。

5つ目は「全体的に信用できない」という意味で、疑うべきであると直観することです。

上記に共通するのは「悪いことが起こりそうで不安を感じる」という意味です。

「怪しい」の使い方

「怪しい」「不気味な感じがする」「その場の状況や相手の行動や態度が不審である」「男女が親密な関係を隠していると疑うこと」「良くない流れになりそうな予感がする」「全体的に信用できない」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「怪しく」と使われたり、名詞として「怪しさ」「怪しげ」と使われたりします。

基本的に、疑わしいと思うことや、悪いことが起こりそうで恐怖や不安を感じることに使われる言葉です。

「訝しい」とは?

「訝しい」とは?

「訝しい」「いぶかしい」と読み、意味は以下の通りです。

1つ目は「ものごとがはっきりせずに、疑わしいと思うこと」という意味で、ものごとに納得がいかず、信用しきれない気持ちのことです。

2つ目は「もっと知りたいと心が引かれる様子」という意味で、相手に興味が湧いて気になることです。

3つ目は「気掛かりで仕方ない」という意味で、様子がはっきりせずに気になることです。

上記に共通するのは「はっきりしない」という意味です。

「訝しい」の使い方

「訝しい」「ものごとがはっきりせずに、疑わしいと思うこと」「もっと知りたいと心が引かれる様子」「気掛かりで仕方ない」という意味で使われます。

形容詞として使われたり、副詞として「訝しく」と使われたり、名詞として「訝しさ」「訝しげ」と使われたりします。

基本的に、はっきりせず疑わしいと思うことや、もっと知りたいと思うことに使われる言葉です。

「怪しい」と「訝しい」の違い

「怪しい」と「訝しい」の違い

「怪しい」「疑わしいと思うこと」「悪いことが起こりそうで恐怖や不安を感じること」という意味です。

「訝しい」「はっきりせず疑わしいと思うこと」「もっと知りたいと思うこと」という意味です。

「怪しい」の例文

「怪しい」の例文

・『マンションの入り口に怪しい男が立っている』
・『あの2人は絶対に怪しい』
・『商談の雲行きが段々と怪しくなってきた』
・『彼の英語はヤーヤーと言うばかりで何だか怪しい』

「訝しい」の例文

「訝しい」の例文

・『友人の挙動が落ち着かず訝しさを感じた』
・『彼は私の話を聞いて訝しげな表情をした』
・『訝しい点は幾つかあるが、ここは信用してみよう』
・『相手が笑顔ばかり見せるので返って訝しいと思った』

まとめ

まとめ

今回は「怪しい」「訝しい」について紹介しました。

「怪しい」「疑わしくて不安」「訝しい」「疑わしくてもっと知りたい」と覚えておきましょう。