この記事では、「細かい」と「詳しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「細かい」とは?
「細かい」は「こまかい」と読み、主な意味は以下の通りです。
1つ目は「あるまとまりを構成しているものの、ひとつずつの形が非常に小さいこと」という意味で、構成要素の一粒ずつが、非常み小さいことです。
2つ目は「大きな金額のお金を小さな金種にしたもの」という意味で、小さな金種にくずしたり、小銭にしたものです。
3つ目は「ものごとがていねいで、小さな部分まで念入りな様子」という意味で、あれこれと小さな部分まで注意が行き渡ることです。
4つ目は「取るに足りず、つまらない」という意味で、些細なことやどうしようもないことです。
5つ目は「お金に対していちいちうるさい」という意味で、けちでお金の勘定に厳しいことです。
上記に共通するのは「一つが小さい」という意味です。
「細かい」の使い方
「細かい」は「あるまとまりを構成しているものの、ひとつずつの形が非常に小さいこと」「大きな金額のお金を小さな金種にしたもの」と「ものごとがていねいで、小さな部分まで念入りな様子」「取るに足りず、つまらない」「お金に対していちいちうるさい」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「細かく刻む」と使われたり、名詞として「細かさ」と使われたりします。
基本的に、あるまとまりの構成している要素の、一つ一つが小さいことに使われる言葉です。
「詳しい」とは?
「詳しい」は「くわしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとの隅々まで注意や調査がよく行き渡っていること」という意味で、ものごとをていねいに、小さな部分まで見逃さず、しっかりと心を配っていることです。
2つ目は「あるものごとの、非常に小さな部分までよく知っている」という意味で、あるものごとに精通していることです。
上記に共通するのは「隅々まで行き届く」という意味です。
「詳しい」の使い方
「詳しい」は「ものごとの隅々まで注意や調査がよく行き渡っていること」「あるものごとの、非常に小さな部分までよく知っている」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「詳しく調べる」と使われたり、名詞として「詳しさ」と使われたりします。
基本的に、あるのものごとを、隅々までよく注意して調べたり、知っていることに使われる言葉です。
「細かい」と「詳しい」の違い
「細かい」は「あるまとまりの構成している要素の、一つ一つが小さいこと」という意味です。
「詳しい」は「あるのものごとを、隅々までよく注意して調べたり、知っていること」という意味です。
「細かい」の例文
・『しとしとと細かい霧雨が降り続く』
・『細かい字でびっしりと用紙が埋め尽くされている』
・『今細かい持ち合わせがないので、崩してください』
・『上司は細かいことをいちいち気にしない』
「詳しい」の例文
・『もっと詳しい説明を聞きたい』
・『詳しいことは帰ってから話します』
・『彼はアイドルにやたらと詳しい』
・『詳しい調査結果が手に入った』
まとめ
今回は「細かい」と「詳しい」について紹介しました。
「細かい」は「ひとつずつが小さい」、「詳しい」は「隅々まで行き届く」と覚えておきましょう。