この記事では、「切れ目」と「つり目」の違いを分かりやすく説明していきます。
「切れ目」とは?
「切れ目」には4つの意味があります。
1つめは、切れてできたあとです。
大根に包丁で浅く傷をつけると、切れてできた跡が残ります。
これを「切れ目」といいます。
完全に切断されて、1つであったものが2つにわかれた状態ではありません。
表面に少し傷ができたような状態を指します。
2つめの意味は、続いていて並んでいるものが途中でなくなるところです。
行列があります。
行列はどこまでもどこまでも続いているように感じられても、必ずどこかに終わりがあります。
その終わりの部分を「切れ目」と呼びます。
また、10人並んでいて、5人目のところと6人目の間に通路があり、そこだけ間隔がある場合なども指します。
3つめは、続けて行っている物事のいったん終わりになるところです。
一区切りついたところといった意味合いです。
9時から17時まで仕事をする時間です。
しかし、ずっとこの時間帯、休みもなく仕事をしているわけではありません。
きりがいいところで一旦終わりにして、休憩などしています。
この一旦終わりにするところを意味しています。
4つめは物事や関係がとうとうなくなったときです。
これまで仲良くしていた人がいましたが、とうとう愛想を尽かされてしまいました。
このような状態をいいます。
「切れ目」の使い方
一旦終わるところと、切れてできた跡といった意味で使用をします。
一旦終わるところという意味では、一旦終わった後にまた何かが続けられる場合をいいます。
「つり目」とは?
つりあがった目のことです。
目じりに指を当てて、その指を少し上に持ち上げると、この言葉が意味する状態になります。
このような動作をしなくても、もともとこの形の目の人もいます。
もともとがこのような形の目でも、メイクでつりあがって見える状態を緩和することが可能です。
メイクの仕方次第では、たれ目のように見せることができます。
「つり目」の使い方
目の形を指して使用する言葉です。
目じりがつりあがった状態を指します。
「切れ目」と「つり目」の違い
「切れ目」の意味は、切れてできた跡や、一旦終わるところです。
人の目についてだと、目じりに切れてできた跡がついているような形を指します。
「つり目」は目じりが上がっている形の目です。
切れた跡のようなものがある場合とない場合とがあります。
この言葉自体には、切れてできた跡という意味は含まれていません。
「切れ目」の例文
・『魚に切れ目を入れる』
・『食材に切れ目を入れると味がしみやすい』
・『文章の切れ目』
・『切れ目なく文字がずっと続く』
「つり目」の例文
・『つり目がち』
・『つり目をメイクで隠す』
・『つり目だと今頃自分で気がついた』
・『つり目を強調しないようにメイクをする』
まとめ
2つの言葉は、目の形を指します。
一方は切れてできた跡があるような形、もう一方は目じりが上がった形を指しています。