この記事では、「説明会」と「セミナー」の違いを分かりやすく説明していきます。
「説明会」とは?
「説明会(せつめいかい)」とは、「対象としている物事の内容や概要を、(一方向的に)分かりやすく伝えるための会合・集会」を意味しています。
「説明会」の用法で多いのは、「会社・学校(入学)・新商品・新サービス・イベント(行事)の内容・特徴・日程などを詳細に分かりやすく伝達するための集まり」を意味して使う用法になります。
例えば、「会社説明会・学校説明会・新商品(新サービス)の説明会・イベント説明会」といった言葉で「説明会」が使われているのです。
「セミナー」とは?
「セミナー」とは、「教授の一方向的な講義とは異なる、双方向的な演習を中心とした教育方法」を意味しています。
「セミナー」は、シンプルに「演習・ゼミ」と訳されることも多くなっています。
「セミナー」は英語で「seminar」と書きますが、ドイツ語読みの「ゼミナール(ゼミ)」のほうが大学教育では一般的に使われる用語になっています。
「セミナー」には、「少人数制を前提に、教える側と教えられる側が討議のやり取りをしながら、実践的な知識・ノウハウを学ぶことができる講習会」といったもう一つの別の意味もあります。
「就活セミナー・自己啓発セミナー」などの「セミナー」はこちらの意味で解釈できます。
「説明会」と「セミナー」の違い
「説明会」と「セミナー」の違いを、分かりやすく解説します。
「説明会」と「セミナー」の最大の違いは、「一方的な情報提供をする会合」なのか「双方向的な講習・討議をする集まり」なのかにあります。
「説明会」とは、「ある企業・商品・イベントについて、一方的にその内容・業績・特徴・日程などがよく分かるように伝えるための会合」を意味しています。
「説明会」に対して「セミナー」は、「大学の演習にしても討論を伴う講習にしても、双方向的にやり取りしながら実際的なやり方(ノウハウ)などを教えるための場」を意味している違いを挙げることができます。
「説明会」の例文
・『就活では一つだけではなく複数の会社の説明会に参加することで、それぞれの会社の業務内容・企業理念の違いを具体的に知ることができます。』
・『就活の準備として会社にまつわる総合的な情報を知らされる説明会だけでは不十分であり、就活セミナーに参加したりOB・OGの話を聴いたりしたほうが良いでしょう。』
「セミナー」の例文
・『就職について何も考えてこなかった学生ほど、就活の実践的ノウハウを効率的に学べる大学主催(就活情報サイト主催)の就活セミナーには積極的に参加すべきです。』
・『自己啓発セミナーにはストレスや挫折の多い現代社会を生き抜くヒントを得られるものもありますが、詐欺まがいの高額セミナーもあるので気をつけてください。』
まとめ
この記事では、「説明会」と「セミナー」の意味の違いを分かりやすく解説しましたがいかがでしたか。
「説明会」とは「対象としている物事の内容・概要・特徴などについて詳細な情報を提供するための集まり」を意味していて、「セミナー」は「対象としている物事の実際的なやり方・方法について討議もしながら教える双方向の講習会」を意味している違いがあります。
「説明会」と「セミナー」の意味の違いや例文を詳しくリサーチしたい時は、この記事の解説をチェックしてみてください。
