この記事では、「先駆け」と「先立ち」の違いを分かりやすく説明していきます。
「先駆け」とは?
先駆けとは、さきがけという読み方をすべき言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば直ぐに分かる事ですが、せんたんやはし、せんとう等の意味を持つ先の漢字に、敵陣に突入するとか駆け足といった意味がある駆けの文字を付け加える事で成立している言葉となっています。
だからこそ先駆けは、他の者より先になる事や他者より先に敵に攻め入る事等を意味するのです。
「先駆け」の使い方
先駆けは、他者よりも先になる事やそういった人を表す際に使われる言葉となっています。
例えば何らかの物事を他者よりも早く始めた場合には、そのまま先駆けという言葉で表現されたりするのです。
他にも戦国時代等の戦の話題の際に、他の者よりも先に敵陣に攻め入る事を、この言葉を使って表現したりします。
「先立ち」とは?
先立ちとは、さきだちという読み方をする言葉です。
文字で表記されたこの言葉を目にすれば理解出来る事ですが、突き出ている部分や続いているものの1番最初といった意味を持っている先の漢字に、たつ事やたっている事といった意味を有する立ちの文字を組み合わせる事により、完成した言葉となっています。
そのため先立ちは、先に立って導くとか行列の先頭に立つ人や立つ事を意味するのです。
「先立ち」の使い方
先立ちは、先に立って導きを行う人やその様な行為を意味する際に、使用される言葉となっています。
もっとも良く見られる使い方としては、~に先立ちという使用法であり、前もってや事前にといった意味合いを表す事です。
他にもシンプルに、行列の先頭という意味でこの先立ちという言葉が用いられています。
「先駆け」と「先立ち」の違い
先駆けと先立ちは、文字を見比べれば2文字目から駆けと立ちという明確な文字の違いを見付け出す事が可能です。
ですが最初に付くのがどちらも先であるため、少しややこしい部分がある組み合わせの言葉と言えます。
もっとも先駆けは、他者よりも先に物事を始めるパイオニア的な意味合いと、合戦で他の者よりも先に敵陣に攻め込むといった意味を表現する言葉です。
一方の先立ちは、先頭に立ち導くとか行列の先頭や先頭の人を意味する言葉となっています。
「先駆け」の例文
・『我が社は他社に先駆け、新システムの導入を行いました』
・『先駆けの手柄を得ようと味方の武士達が、競う様に敵陣に突撃しています』
「先立ち」の例文
・『留学に先立ち、現地で購入し難い物を色々と買い集めています』
まとめ
2つの言葉は、最初に同じ先という漢字が付く言葉同士です。
所がその後に続く文字が、駆けと立ちと全く違うため示す意味合いにも違いがあり、そこを理解すれば使い分けの際に迷う事はありません。
まず先駆けは、主に他者よりも事を始める等して先になるという意味を表します。
更に戦で他の者よりも先に、敵陣に攻め込むといった意味を持っているのです。
対する先立ちは、行列の先頭や先に立って導くという意味を表現したい時に用いるべき言葉となっています。