この記事では、「体調管理」と「健康管理」の違いを分かりやすく説明していきます。
「体調管理」とは?
体の調子を悪くしないように、規則正しい生活やバランスのよい食事を摂ることです。
「体調」にはからだの調子という意味があります。
今日は体が重い、今日は体が快適だなどが、体の調子です。
「管理」には、ある基準から外れないように指導・制限する、まとめるという意味があります。
体のことについていえば、ある基準から外れないようにとは、調子がよい状態から外れないように、つまり調子を悪くしないようにという意味になります。
指導・制限する、まとめるは、自分を統制する、つまり生活を整える、バランスのよい食事を摂るといったことになります。
具体的には5大栄養素をまんべんなく摂る、自分に適した運動をする、毎日決まった時間に寝起きする、ストレスに気づいてはやめに休むといったことが、「体調管理」が意味するものです。
「体調管理」の使い方
体の調子を悪くしないように、日々の行動や食事を整えることを指して使用します。
人間にも動物にも使用できます。
「健康管理」とは?
体に悪いところができないように、生活全般を整えることです。
「健康」には、体に悪いところがない、異常があるなしの面からみた体の状態という意味があります。
肉体的、精神的に満たされた状態を指します。
こういった状態を保てるように管理することが「健康管理」です。
具体的には、バランスがよい食事をする、決まった時間に寝起きする、適度に運動をする、塩分摂取量に気をつける、アルコールを過度に摂取しない、といったことが健康を保つために大切です。
規則正しい生活は体のリズムを整えます。
適度な運動は肥満の防止につながります。
塩分の過剰摂取は高血圧の原因です。
アルコールの過剰な摂取は肝臓に負担をかけます。
「健康管理」の使い方
体に異常がない状態を保てるように、生活を整えることを指して使用します。
人間にも動物にも使用できます。
「体調管理」と「健康管理」の違い
2つの言葉はほぼ同じ意味ですが、ニュアンスがやや異なります。
「体調管理」は体の調子に焦点を当てています。
調子がよい・悪いといったことです。
「健康管理」は体に異常がない状態ということに焦点を当てています。
病気ではない、精神的に満たされているといったことです。
「体調管理」の例文
・『体調管理ができていない』
・『体調管理に役立つアプリ』
・『もっと体調管理をしっかりしようと言われてしまった』
・『猫の体調管理が行き届いている』
「健康管理」の例文
・『健康管理をしっかりとする』
・『健康管理の重要性を実感した』
・『ペットの健康管理は飼い主の責任だ』
・『健康管理に役立つ腕時計』
まとめ
2つの言葉は体の状態を管理することを指しており、意味はほぼ同じですが、調子に焦点を当てているのか、健康に焦点を当てているのかという点に違いがあります。