この記事では、「異業界」と「異職種」の違いを分かりやすく説明していきます。
「異業界」とは?
まず「業界」(ぎょうかい)とは、同じ産業や商業に関係する人々の社会、同業者の世界を言います。
特に、マスコミ広告など情報産業に関係する人々を「業界人」などと呼びます。
「業界」に「他と違う」という意味をもつ「異」がつき、「異業界」(いぎょうかい)と読むことで、「異なる、業者の世界」を指します。
「異業界転職」という言葉は、転職サイトなどでよく見られます。
これは、経験してきた職務内容の業界から、 全く別の経験の無い職務内容の業界へと変わる、移ることをいいます。
業界が異なるため、これまで経験してきた仕事内容が 次に活かされない可能性があります。
そのため転職による昇給や年収アップが難しいというデメリットはありますが、仕事に対するモチベーションがアップするのでチャレンジする人は多く見られます。
「異業界」の使い方
「40歳を過ぎてからの異業界への転職はプライドを捨てる覚悟をしよう」
「異業種」とは?
「業種」(ぎょうしゅ)は「事業の種類」を意味します。
例えば、「通信」「メーカー」「マスコミ」などがあります。
業種ごとに構造に特徴があり、給与や働き心地にも違いがあります。
「業種」に他と違うというという意味をもつ「異」がつき、「異業種」(いぎょうしゅ)と読むことで、「種類の異なる事業」を指します。
「業種」に近い言葉に、「職種」(しょくしゅ)があります。
業種が企業の「事業内容」の分類を表すのに対して「職種」は事務や営業、エンジニアなど「個人」の仕事内容を分類する表現です。
「異職種」は、「異なる仕事内容」を表します。
「異業種」「異職種」などと転職の際に使用したり、見聞きするのがほとんどです。
業種や業界を変更し、職種は変更しないという意味は、「建設会社の営業職から、広告会社の営業職へ転職」というようなケースです。
若手強化や人員不足を解消したい企業は、異業種、異業界出身者も積極的に採用を行っている傾向があります。
「異業種」の使い方
「広告異業種に転職したが、職種は営業のままだ」
「異業界」と「異業種」の違い
「異業界」は異なる業者の世界
「異業種」は種類の異なる事業
を意味します。
事業の種類を指すのが「業種」です。
「業種」をさらに細かく分類したのが、「業界」です。
「業者」とは、同じ種類の商売をしている人差し、言葉の意味を辿ると、異業界は異業種をさらに分類したものとわかります。
例えば、「サービス業」という「業種」の中に、「エステ業界」という「業界」が含まれるという意味になります。
求人広告によっては業種と業界はほぼ同じ意味で使われることも多くあります。
まとめ
この記事では、「異業界」と「異職種」の違いを説明しました。
「異業界」:異なる業者の世界
「異業種」:種類の異なる事業
を意味します。
事業の種類を指すのが「業種」です。
「業種」をさらに細かく分類したのが、「業界」です。
2つの言葉の違いを知ることで、より深い会話ができるようになります。