この記事では、「転売」と「販売」の違いを分かりやすく説明していきます。
「転売」とは?
「転売」とは、一般の消費者が購入したものを、他の人や団体などに販売することです。
小売店(ネットの店舗も含めます)から購入したものが対象になる言葉で、例えば、普通にお店で2000円で売っているものを買い、他の人に2500円で売るといったような行為がこれに当たります。
その例のように、ほとんどの場合で購入した値段より高く販売するもので、その差額が「転売」した人の利益になる為、世間的にあまり好まれない行為なのは言うまでもありません。
「販売」とは?
「販売」は、商品として何かを売ることです。
物理的な物だとは限らず、サービスの提供もこの「販売」に当たることがあります。
簡単な例では、小売店が一般の消費者に対して物を売っている行為がこの「販売」で、職種として「販売業」と表現されます。
もちろん商売行為になる為、仕入れに掛かった金額に利益分を乗せての「販売」となりますが、これに何も問題はありません。
「転売」と「販売」の違い
「転売」と「販売」の違いを、分かりやすく解説します。
「転売」は、一般の消費者が行う、類似的な「販売」のことです。
利益を出す為に行われる為、購入価格より高く売ることになり、それが小売店よりも高い値段になることが問題視されています。
「販売」は、商売として小売店が行う行為で、これによって利益こそ出しますが、あくまで正当な仕事による報酬と解釈でき、「希望小売価格」が決められている商品においては、それを超えない範囲での「販売」が基本となります。
まとめ
「転売」と「販売」は、このように違います。
「転売」は、自らの利益の為に、それを本当に必要としている人の分まで「買い占め」てしまうことにもなる為、物によっては、購入金額より高く「転売」すると、法的な罰則が課せられるようになりました。