この記事では、「一般職」と「総合職」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一般職」とは?
「一般職」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一般職」は「いっぱんしょく」と読みます。
「一般職」は「企業で、主に一般業務にあたる職」という意味があります。
事務職が多く、営業のアシスタント業務などをすることもあります。
昇進に限定があり、社長や重役を目指すことはできません。
ただし、残業を免除されたり、転勤がないなど、プライベートな生活を大切にしながら、働きやすい傾向があります。
一般的に、女性社員の中に「一般職」が多く、一方で、男性の「一般職」はほとんどいません。
このような違いは、男性は外で稼ぎ、女性は子育てをするもの、という前提があるためだと考えることができます。
「総合職」とは?
「総合職」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「総合職」は「そうごうしょく」と読みます。
「総合職」は「企業において、総合的職務に当たる職」という意味があります。
将来的に管理職に昇進するなどして、会社の重役を担うことを前提とする職種で、昇進に限定がありません。
極端に言えば、社長を狙えるような立場が期待されていて、そのために必要な仕事をする場合「総合職」となります。
一方で異動や転勤などが多くなり、数年ごとに、日本全国の支社を転々とする人や、海外で働くことになる人もいます。
転勤が多く、残業なども多くなりがちなため、子育てをする役割を担う女性が、「総合職」として働くことが少ない傾向があります。
このような事態を重く見て、妻だけでなく夫が積極的に子育てができるような制度を設けたり、産休や育休などを手厚くし、子育てをしながら「総合職」として出世を目指せるような世の中にしていこうという動きもあります。
「一般職」と「総合職」の違い
「一般職」と「総合職」の違いを、分かりやすく解説します。
「一般職」は「企業で、主に一般業務にあたる職」という意味があります。
「総合職」は「企業において、総合的職務に当たる職」という意味があります。
「一般職」のメリットは、9時5時などの勤務時間を守りながら働けることです。
残業もなく、転勤もないため、今の生活を守ることができます。
デメリットは出世が限定され、給料も低く設定されてしまうことになります。
本当にやりたい仕事ができないというデメリットもあります。
一方「総合職」のメリットは、出世に限定がなく、やりたい仕事ができる点と、給料が高く設定されやすい点になります。
デメリットは、転勤が多いこと、休日出勤をしたり残業をするなど、勤務時間が長くなりがちだという点になります。
まとめ
「一般職」と「総合職」の違いについて見てきました。
2つの立場には、それぞれのメリットとデメリットがあります。
「一般職」と「総合職」の違いを知ることで、就職をするとき、転職をするときの参考になるのではないでしょうか。