「琥珀」と「べっ甲」の違いを分かりやすく解釈

「琥珀」と「べっ甲」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「琥珀」「べっ甲」の違いを分かりやすく説明していきます。

「琥珀」とは?

「琥珀」とは、植物の樹脂が、化石となったものを言います。

「琥珀」の色は黄色、黄褐色で表面に光沢があり、透明から半透明となっています。

保存状態が良い昆虫化石が含まれたものもあります。

「琥珀」は飾り石、アクセサリーとして使いますが、硬度は2~2. 5となっていますので傷つきやすく取り扱いは注意が必要とも言えます。

また「琥珀織り」「琥珀色」の略として「琥珀」と言う場合もありますので前後にある言葉から判断するようにしましょう。

「べっ甲」とは?

「べっ甲」とは、カメ類の甲のことを言います。

スッポンの甲は生薬の一つとして使うこともあります。

タイマイの甲は、櫛、アクセサリーなどの材料として使われていたのですが、現在はワシントン条約で商取引は禁止されています。

「べっ甲」の色はやや黒みがかった黄色、透明な黄褐色です。

一般的に売られているアクセサリー、装飾品は「べっ甲」本物ではなく「べっ甲風」ということになります。

「琥珀」と「べっ甲」の違い!

「琥珀」「べっ甲」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも装飾品の材料として使われていて、色味も黄色、黄褐色と似通っています。

ですが、まったく別のものですから、間違えないようにしてください。

「琥珀」とは植物の樹脂が化石となったものを言います。

硬度2~2. 5と、なっていますのでそれほど堅く丈夫な素材というわけではありません。

飾り石、アクセサリーとして使われていて、保存状態の良い昆虫化石が含まれることもあります。

つまり「琥珀」とは長い時間をかけて自然と作り出されたものです。

一方の「べっ甲」とはカメの甲のことです。

特にアクセサリー、櫛などの材料となるのはタイマイという海産のカメです。

カメの甲を加工して作った装飾品を「べっ甲細工」と言いますが、現在はワシントン条約により商取引は禁止となっています。

簡単にまとめますと、「琥珀とは植物の樹脂が化石化したもの」「べっ甲はカメの甲」となります。

同じような色味であっても、まったく違うものだと覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「琥珀」「べっ甲」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの意味を理解して、混同することのないようにしてください。