この記事では、劇団における「座長」と「主演」の違いを分かりやすく説明していきます。
「座長」とは?
「座長」とは、その劇団の代表に当たる人のことで、運営の責任者と表現していいでしょう。
公演の演目を決定したり、開催する日程や時間の調整、更に出演者への演技指導まで行うこともあり、その人の一座と表現される劇団も多く存在します。
比較的小さな劇団では、看板スターが務めていることが多く、その人目当てのお客さんがほとんどだという劇団も数多くあると考えていいでしょう。
「主演」とは?
「主演」は、行われる演目の中で主役に当たる人のことです。
よって、演目毎に異なるものですが、小さな劇団だと、ほとんどの演目で同じ人が勤める場合があります。
これは、先のように、その人目当てでお客さんが訪れている為で、「座長」を兼ねている場合も多いです。
比較的大きな組織的な劇団となると、「座長」が数人存在したり、こちらの「主演」も演目毎に数々の人が演じるもので、「座長」はあくまで運営面の管理がメインの裏方という存在で、演目自体には滅多に出演しないことも珍しくありません。
「座長」と「主演」の違い
「座長」と「主演」の違いを、分かりやすく解説します。
「座長」は、小さな劇団では「主演」として演目に登場することが多く、その劇団の看板スターという扱いになります。
規模が大きなそれになると、「座長」は、あくまでマネージメント係という扱いで、代表者ではありますが、公演毎のそれという立場で、その上に組織としての社長などが存在していると考えていいでしょう。
「座長」と「主演」が同じ人になる公演は、その人目当てで来るお客さんがほとんどとなり、小さな劇団はその人でもっていると言っても過言ではない場合も少なくありません。
まとめ
「座長」と「主演」は、このように違う言葉です。
「座長」は、時には「主演」にもなり、劇団自体は公演における責任者(代表者)だと覚えておきましょう。