この記事では、「詳しい」と「詳細」の違いを分かりやすく説明していきます。
「詳しい」とは?
「詳しい(くわしい)」とは、「細かい部分にまで注意・知識・調べが行き渡っていること」を意味している形容詞です。
「詳しい」という形容詞には、「細部に至るまで知っている・細かいところまで精通(熟知)している」といった意味合いもあります。
例えば、「彼女は市内のカフェに詳しい」や「感染症について詳しい専門家」といった例文で使用することができます。
「詳細」とは?
「詳細(しょうさい)」とは、「詳しくて細かいこと・細部に至るまで詳しいこと」を意味している名詞です。
「詳細」という名詞は「この事件の詳細を報告してください」や「詳細な情報が必要です」といった例文で使われていますが、「詳しい」のような形容詞的な用法では使うことができません。
例えば、「英文学について詳しい」の文章は「英文学について詳細である」にそのまま言い換えることはできず、「英文学について詳細な知識を持っている」といった文章で言い換える必要があるのです。
「詳しい」と「詳細」の違い!
「詳しい」と「詳細」の違いを、分かりやすく解説します。
「詳しい」も「詳細」も「細かい部分にまで注意・知識が行き渡っていること」を意味している点では類似していますが、「詳しい」のほうが「詳細」よりも「細部までよく知っている・細かい部分まで精通している」といった意味のニュアンスが強くなっています。
「詳細」という名詞は「細かくて詳しい内容・知識」を意味していますが、「詳しい」のような形容詞としての使い方ができないという違いも指摘できます。
「詳しい」は「彼は世界史の年号について詳しい」のように、「ある物事の細部に至るまで精通している・細かいところまでよく知っている」という意味を持つ形容詞として使えます。
しかし、この例文を「彼は世界史の年号について詳細である」といった文章に言い換えることはできないのです。
まとめ
「詳しい」と「詳細」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「詳しい」とは「細かい部分まで注意・知識が行き渡っていること」や「細部まで知っている・精通している」を意味していて、「詳細」は「詳しくて細かいこと・細部に至るまで詳しいこと」を意味している違いがあります。
特に「詳しい」は「この地域に詳しい」という形容詞の使い方ができますが、「詳細」は「この地域に詳細である」といった使い方はできません。
「詳しい」と「詳細」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。