この記事では、「当たる」と「当てる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「当たる」とは?
「当たる」は「あたる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「動いてきたものがぶつかる」という意味で、人や物、ものごとなど動きのあるものに接触することです。
2つ目は「ものごとがある状態になることを示す」という意味で、ものごとがある位置や関係になったり、結果としてそうなることです。
3つ目は「ものごとが好ましい状態になる」という意味で、予想やねらいなどが的中することです。
4つ目は「ものごとのに探りを入れる」という意味で、様子を見たり確かめたりすることです。
5つ目は「引き受ける」という意味で、自分の負担や役割として身に受けることです。
上記に共通するのは「ある物同士が接触する」という意味です。
「当たる」の使い方
「当たる」は「動いてきたものがぶつかる」「ものごとがある状態になることを示す」「ものごとが好ましい状態になる」「ものごとのに探りを入れる」「引き受ける」という意味で使われます。
動詞として「当たる・当たった」と使われたり、副詞として「当たって砕けろ」などと使われたり、名詞として「当たりが出る」などと使われたりします。
基本的に、動きのあるものが、人や物に接触することに使われる言葉です。
「当てる」とは?
「当てる」は「あてる」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものを他にぶつけること」という意味で、誰かが何かに物をぶつけたり、接触させることです。
2つ目は「ねらった通りの状態に持ち込む様にする」という意味で、自分で結果を期待してある行動を取ることです。
3つ目は「他のものに合わせる」という意味で、ある物同士を付け合わせたり、当てはめることです。
4つ目は「正しく推測する」という意味で、正解を推し量ることです。
5つ目は「指名する」という意味で、人を名指しで上げたり、役割を任せることです。
上記に共通するのは「誰かが接触させる」という意味です。
「当てる」の使い方
「当てる」は「あるものを他にぶつけること」「ねらった通りの状態に持ち込む様にする」「他のものに合わせる」「正しく推測する」「指名する」という意味で使われます。
動詞として「当てる・当てた」と使われたり、副詞として「当てて逃げる」などと使われます。
基本的に、誰かがある物を別の人や物に接触させることに使われる言葉です。
「当たる」と「当てる」の違い
「当たる」は「動きのあるものが人や物に接触すること」という意味です。
「当てる」は「誰かがある物を別の人や物に接触させること」という意味です。
「当たる」の例文
・『サッカーボールが顔に当たった』
・『君の言動は失礼に当たる』
・『天気予報がぴったりと当たる』
・『混雑しているので他の店を当たることにする』
「当てる」の例文
・『弓矢を的に当てると商品が出る』
・『頬に手を当てると可愛く見える』
・『ギャンブルで大穴を当てる』
・『美魔女と言われる女性の年齢を当てる』
まとめ
今回は「当たる」と「当てる」について紹介しました。
「当たる」は「何かにぶつかる」、「当てる」は「何かをぶつける」覚えておきましょう。