「貶す」と「貶める」の違いとは?分かりやすく解釈

「貶す」と「貶める」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「貶す」「貶める」の違いを分かりやすく説明していきます。

「貶す」とは?

「貶す」とは?

「貶す」は、話術のみで相手の自尊心を傷つけて相手を傷つける行為を指します。

もしくは、「貶す」は相手の自尊心を傷つけずに行いに対して責め立てる行為で責任の追及を求めることです。

「咎める」とは?

「咎める」とは?

「咎める」は、手段を択ばずに相手の地位を低下させる行為でどのような手法を取るかは「咎める」側にあり、嫌がらせだったり、対象の過去をばらして地位や品位を低下させることが「咎める」です。

「貶す」と「貶める」の違い

「貶す」と「貶める」の違い

「貶す」「貶める」の違いは目的が異なり、「貶す」はあくまで責任の追及や相手に対する悪口で、これらは対象の地位を下げる行為には直接的に当たらないです。

一方、「貶める」は初めから相手の地位や名誉などを低下させることが目的なので目的意識が異なります。

「貶す」の例文

「貶す」の例文

・『私を貶すだけの理由があるのか分からない』
この例は、私という人物に対して何故自尊心を傷つけるような行為を行うかが分からないという例です。

つまり、私という対象は、貶されていることを自覚していますが、その理由が分からず、どの様な責任や嫌がらせを受ける必要があるかを逆に説いています。

「貶める」の例文

「貶める」の例文

・『他人を貶める行為は面白いのか?』
この例は、他人に対してどのような手段をもってしても品位や地位を低下させようとする人物に対してそのような行為は楽しいのだろうかと説いています。

なお、人間が他人の地位を低下させようとするのには理由があり、その理由は、他人の地位や名誉がうらやましい場合、対象が腹立たしい場合、その地位を低下させようと願うが故このような行動を起こすのです。

逆に地位を奪おうとしないのは、実のところそのポジションに収まりたくないという気持ちがあったり、そもそもボジションうんぬんより地位が高く偉そうな人物が気に入らないという理由だけで対象を落とそうとしているだけのケースもあります。

まとめ

まとめ

「貶す」「貶める」は、明確に目標が異なっており、「貶す」は相手の行動や相手の考えなどに対し否定しかつ自尊心を傷つけることが目的で対象の地位や名誉などはどうでもよいのです。

無論、「貶す」上で相手の地位が落ちた場合、結果的に、「貶める」になりますがこの場合、相手側に非がある場合、言い逃れできませんので地位が低下しても仕方がありません。

問題は、「貶める」は非がないにも関わらず、対象の地位を落とそう、名誉を傷つけようとする行為があり、いわば嫌がらせという名で「貶める」場合は単なる嫌がらせになり、「貶す」は嫌がらせであってはならないです。

「貶す」は、相手の自尊心を傷つけるうえで必要な要素があり、その要素が相手の失敗や触れてはいけない過去などがあり、これが行き過ぎると「貶める」に変化するため、やりすぎは厳禁で「貶す」で終わらせたい場合、相手の非のみを追求すればよいでしょう。