皆さんの周りには「どんくさい」や「天然」と言われている人がいないでしょうか?そこでこの記事では、「どんくさい」と「天然」の違いを分かりやすく説明していきます。
「どんくさい」とは?
「どんくさい」は漢字て書くと「鈍臭い」という書き方になります。
この「どんくさい」は「何をやっても動作が鈍くてトロい」「スピーディー対応することができずに失敗ばかりすること」という意味があります。
この他にも「間が抜けている」、あるいは「いかにものろい」といったような意味で使われているのですが、見ていてもじれったいほどに動きや言動が遅くてノロノロとしている状態を表しています。
「天然」とは?
「天然」は「てんねん」という読み方になります。
この「天然」は「人の力が加わっていない自然のままの状態」という意味がある言葉ですが、人の性格を指して使うことがあります。
この場合の意味としては、「ちょっとピントがズレたような受け答えや理解をしたり感覚や言動が普通の人とはかなり異なっている人のこと」を指しています。
ひと言で言うなら、「ピントずれしている人」「ピンぼけしている人」と言ってもいいでしょう。
「どんくさい」と「天然」の違い
ここで「どんくさい」と「天然」の違いを考えてみましょう。
どのような違いがあるでしょうか? 「どんくさい」は、「手先が不器用で時間がかかったり、ドジで失敗が多く物事を理解することに時間がかかってしまう」というニュアンスがあります その全てが「俊敏さに欠ける」という印象があるのですが、一方の「天然」は「理解が他の人と違っており、ズレれいる」ということになる反面、「不器用」「ドジ」「失敗が多い」ということが当てはまらないことが少なくありません。
「どんくさい」の例文
では、ここで「どんくさい」の例文を見てみることにします。
どのようなものがあるでしょうか?
・『田中は何をやらせてもどんくさいんだよな。あのままだと社会人としてやっていくことができるか心配だよ。かなり苦労するんじゃないかな』
・『田中さんは真面目な性格をしているけど、どうもどんくさいんだよね。人がいいだけに憎まれることがないんだけど、あのトロさだけは致命的だよ。本当にもったいないな』
「天然」の例文
続いて「天然」の例文を見ていきましょう。
具体的には以下のような文章があります。
・『あの子って主席で大学を卒業したんだよな。すごい女性だって思ってたけど、実際に話をしてみると天然なんだよな。意外でビックリしたよ』
・『デキパキ仕事をこなしている山下さんって、実は天然なんだよね。仕事している時はすごいけど、まさかピントずれもあるなんて、ある意味そのギャップが可愛かったりして』
まとめ
ここまで「どんくさい」と「天然」の意味や違いを見てきました。
この2つの言葉が当てはまる人が身近かにいるかもしれません。
でも、本人はいたって真面目て真剣に物事に取り込む人かもしれません。
そのために「どんくさい」「天然」の人であっても決して見下した見方をしないようにしておきましょう。