「ファンミ」と「ライブ」はどちらもイベントの一種ですが、詳細な意味合いが異なるため区別して覚える必要があります。
この記事では、「ファンミ」と「ライブ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ファンミ」とは?
「ファンミ」は「ファンミーティング」を短縮した言葉で、「ミュージシャンや芸能人などがファンサービスのひとつとして開催するイベント」のことを指します。
「ファンミ」の「ファン」は文字通り「芸能人などのファン」を意味し、「ミーティング」については本来「会議」という意味がありますが「会う」や「集う」といった意味合いで使われています。
「ライブ」とは?
「ライブ」は「ホールや劇場などでの生演奏」を意味し、特に「ロックやポップスといった熱狂しやすい音楽のイベント」や「ライブハウスで催されるイベント」のことを指します。
そのほか、「テレビやラジオ番組などを録画ではなく生放送すること」という意味も持ち合わせています。
「ファンミ」と「ライブ」の違い
「ファンミ」と「ライブ」は双方とも「音楽や芸能に関するイベント」の意味を含みますが、開催する目的やイベント内容に違いがあります。
「ファンミ」の目的は「ファンサービスを通じてファンとの交流を深めること」で、「MCよりも長いトーク」や「ゲーム」、「握手会」、「食事」などの催しがメインとなります。
一方、「ライブ」の目的は「アーティストが音楽やパフォーマンスを生で披露すること」で、トークやファンとの交流よりも「歌や演奏などが主体」といわれています。
開催する場所にも違いがあり、「ファンミ」がファンとアーティストの距離感が近い「小規模な会場」で催されるのに対し、「ライブ」はライブハウスだけでなくアリーナや野外ステージなどの「大規模な会場」において催されます。
「ファンミ」の例文
「ファンミ」は「ミュージシャンや芸能人がファンとの交流をより深めるため」に開催されるイベントを指し、「ファンミに行く」や「ファンミに参加する」などの使われ方をしています。
・『好きなミュージシャンのファンミに行く予定なので当日着用する服と靴を新調したい』
・『応援しているアイドルのファンミに参加することになった』
・『ファンミの開催日時が決まったので早速スマホの予定表に記録した』
・『感染症拡大防止のため、急遽ファンミが延期されることになった』
「ライブ」の例文
「ライブ」は「ライブハウスでのイベント」や「劇場などでロックやポップスなどを生演奏すること」を意味し、ファンサービスよりも「歌や演奏などが主体」のイベントを指します。
使い方の例としては、「ライブを見に行く」や「ライブが開催される」などがあります。
・『友人に誘われて地元出身のミュージシャンのライブを見に行く』
・『応援していたバンドが有名になり、ついにアリーナでライブが開催されることになった』
・『最近ファンになったミュージシャンのライブチケットの当選倍率が気になる』
・『あのアイドルのライブは歌だけでなくトークコーナーも評判だ』
まとめ
「ファンミ」と「ライブ」の使い分けのポイントは、「ファンサービスが主体」なのか、「歌や演奏などが主体」なのかに着目することです。
両者の正しい意味合いを知って、適切に使い分けられるようになりましょう。
ぜひ語彙力アップの参考にしてください。
