この記事では、「ペテン師」と「詐欺師」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ペテン師」とは?
他人をだまして、金品を奪ったり、相手を傷つけたりする人のことです。
自分が利益を得るためにだましをする人を指します。
手品師は人の目をだまします。
ショーなどで手品を見せれば、利益を得ることができます。
しかし、見ている側は楽しんでおり、被害を受けていないので、「ペテン師」とは一般的にはいいません。
この言葉は悪い人を指しています。
AさんがBさんに「この壺を持っていると幸運が訪れますよ」といって売りつけようとしました。
この壺は普通のもので、持っていたからといって特別なことはありません。
強いて言えば、持っていると置き場所をとります。
それくらいしかない普通の壺です。
普通の壺を持っていると幸運が訪れると言って売りつけるのは、人をだましていることになります。
Bさんが購入をしたらAさんが利益を得ます。
そして、普通の壺を買わされたBさんは被害を受けたことになります。
こういった本当ではないことを本当のように思わせて、自分が利益を得ようとする人を指す言葉です。
「ペテン師」の使い方
本当ではないことを本当のように思わせて、自分が利益を得ようとする人を指して使用する言葉です。
悪い行為をする人を指しています。
本当ではないことを本当のように思わせていても、それが悪い行為でない場合は、この言葉が指すものではありません。
「詐欺師」とは?
人をだまして、金品を奪ったり、人を傷つけたりする人のことです。
悪い行為をする人を指しています。
たとえば、チケットを売る人がいたとします。
このチケットは有名アイドルのコンサートのものだといいます。
売りつけられた人は、そのアイドルを非常に好きでコンサートに行きたかったので購入をしました。
しかし、よく調べて見たらただの紙切れでした。
コンサートチケットなどではなかったのです。
これは、ただの紙切れをコンサートチケットのように見せかけて売り、自分が利益を得たということができます。
こういった、本当ではないことを本当のように思させて、自分が利益を得る人を指している言葉です。
「詐欺師」の使い方
本当ではないことを本当のように思わせて、悪い行為によって利益を得る人を指して使用します。
「ペテン師」と「詐欺師」の違い
どちらの言葉も同じような人を指しています。
はっきりとした違いはありませんが、前者は口をうまく使って人をだます人、後者はうまく演じて他人をだます人を指す場合があります。
「ペテン師」の例文
・『あの人はペテン師だ』
・『舞台でペテン師を演じる』
・『ペテン師にだまされない』
・『ペテン師だといわれている』
「詐欺師」の例文
・『詐欺師を逮捕する』
・『詐欺師であることを見破る』
・『詐欺師を通報する』
・『詐欺師からの電話』
まとめ
2つの言葉は同じような人を指しています。