予想と現実が違うことなどを表す言葉として、「意外」や「案外」があります。
この記事では、「意外」と「案外」の違いを分かりやすく説明していきます。
「意外」とは?
「意外」とは、思いがけないことや、思っていたことが実際には大きく違うことを言います。
「意外」を使った例文をいくつかご紹介します。
『予想していたよりも意外に大きかったので、少し驚きました』、『もっと早く終わると思っていましたが、意外と時間がかかってしまいました』、『私はこの服が自分に似合わないと思っていましたが、意外と似合っていたので、嬉しい気持ちになりました』、『彼が突然会社を辞めたのはかなり意外でした』、『これは初めてのチャレンジだったので、正直難しいと思っていましたが、意外と簡単にできたので、ビックリしています』「意外」と似た意味を持つ言葉としては、「意想外」、「思いがけない」、あるいは「不意」などが挙げられます。
「案外」とは?
「案外」とは、期待していたことや予想が外れること、または案と食い違うことを意味します。
「案外」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『それほど期待していなかった番組でしたが、案外面白かったです』、『この事実を案外知らない人が多いようです』、『欲しいものは案外身近で手に入ることが多いように感じます』、『思っていたよりも、案外楽に目的地へ到達することができました』、『正直、つまらないものだと思っていましたが、案外楽しむことができました』「案外」の類似語は、「ことのほか」、「思いのほか」、あるいは「予想外」などがあります。
「意外」と「案外」の違い
「意外」と「案外」の違いを、分かりやすく解説します。
「意外」とは、思いがけないことや、思っていたことが実際には大きく違うことを表します。
一方、「案外」は期待していたことや予想が外れること、または案と食い違うことを言います。
どちらも思っていたことと違うことを意味していますが、「案外」よりも「意外」の方が、その程度が大きいことを表している点が異なります。
まとめ
「意外」と「案外」は普段からよく使われる言葉ですが、これらの意味をあまり深く考えずに、なんとなく使っていることも多いかもしれません。
改めて、「意外」と「案外」の言葉の意味を知ることで、より適切に使い分けができるようになるでしょう。
日本語には「意外」と「案外」のように、似たような意味を持つ言葉が数多くあります。
なので、言葉の意味が曖昧な時は、適当にそのまま使うのではなく、その意味を調べてから使うようにしたいものです。
また、実際にその言葉が使われている例文などを参考にすると、その使い方がより分かりやすくなるでしょう。
いろいろな言葉の意味を知ることで、文章表現がより豊かになりますし、自分の伝えたいことを分かりやすく相手に伝えやすくなります。
辞書やネットの検索機能などをうまく活用し、使える言葉の数を増やしていきたいものです。