この記事では、「意地が悪い」と「底意地が悪い」の違いを分かりやすく説明していきます。
ほとんど同じ言葉に見える2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「意地が悪い」とは?
「意地が悪い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「意地が悪い」は、「いじがわるい」と読みます。
「意地が悪い」は、「他人に対して悪意のこもった感じであること。
わざと人を困らせる態度や様子であること」という意味があります。
誰かの態度を見たときに、悪意のこもった感じであると思った場合に「意地悪い」という言葉を使ってみましょう。
例えば、兄弟がいる時、兄がわざわざ弟が困るような行為をする場合は、「兄の意地が悪い」という文章にできます。
また、会社の上司が、誰に対しても悪意のこもった感じで接しているのを目にするかもしれません。
このような場合は、「私の上司は意地が悪い人だ」などという文章を作ることができます。
さらに「意地が悪い」には、「物事が都合の悪くなる感じのこと」という意味があります。
例えば、急に雨が降ってきたような場合、「意地が悪いことに、雨が降ってきた」などという文章にできます。
「底意地が悪い」とは?
「底意地が悪い」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「底意地が悪い」は「そこいじがわるい」と読みます。
「底意地が悪い」は、「表面的には見えないが、心の奥底に意地が悪いところがある」という意味があります。
一見するとそれほど他人に対して悪意が無いように見えるのに、付き合いを続けると、悪意を感じるようになるような人は、「底意地が悪い人」という文章にできます。
仕事を引き継ぐときに、先輩社員から、取引先は、感じよく見えるかもしれないが、実は悪意に満ちているから気を付けるように言われるかもしれません。
このような場面では、「取引先は底意地が悪いから、油断しないように」などという文章を作ることができます。
「意地が悪い」と「底意地が悪い」の違い
「意地が悪い」と「底意地が悪い」の違いを、分かりやすく解説します。
「意地が悪い」は、「他人に対して悪意のこもった感じであること。
わざと人を困らせる態度や様子であること」という意味があります。
一方で「底意地が悪い」は、「表面的には見えないが、心の奥底に意地が悪いところがある」という意味があります。
このように、見るからに、他人に対して悪意を持っているような場合は、「意地が悪い」という言葉を使い、ちょっと見ただけでは、他人に対して悪意を持っているように見えないのに、実は悪意に満ちているような場合は、「底意地が悪い」という言葉を使うようにしましょう。
まとめ
「意地が悪い」と「底意地が悪い」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。