この記事では、「提供」と「供給」の違いを分かりやすく説明していきます。
「提供」とは?
「提供」は、自分が持つ財力の他、人的資源を補給することで第3者から何かを得ることで、何も得ない場合、それは、「提供」ではないです。
例えば、テレビ番組の「提供」はお金を出してくれるスポンサーに当たり、「提供」は、お金を出してもらえるが故テレビ上で宣伝活動が許されます。
「供給」とは?
「供給」は、必要だと言われたものを対象に与えるだけです。
つまり、「供給」は必要ないという判断が下された場合、その物の補給は滞り、「供給」を必要とした人物に対して、それを補給する必要性はありません。
「提供」と「供給」の違い
「提供」と「供給」の違いは、必要とされた際、物資や人材を与えた際にこちら側も得をするか、一切の得がか無いかです。
一切の得がない物は、「供給」でこちらは欲しいと言われたものを差し出すことで必要ないと言われるとそれまでになります。
「提供」は、こちらが要求に答え、その答えに対して成果を得るため、与えっぱなしにはなりません。
「提供」の例文
・『この番組は、○○の提供でお送ります』
この例は、番組に資金を援助しているのは、○○という企業だという例で、企業側がお金を出していることを宣伝することで企業側はスポンサーであることを周囲に広めています。
その為、無償でお金を提供しているのと異なり宣伝になっています。
・『企業から資金提供を受ける』
この例は、企業という存在からお金を援助してもらうことですが、「提供」は必ず見返りがあり、この場合恐らく援助を受けることで何かしら見返りを資金を援助する側に渡す必要があります。
「供給」の例文
・『自動車の部品の供給が過多だ』
この例は、自動車の部品が必要以上に増えすぎたという例です。
「供給」は一方的に相手側に対して補給を行うことでこの例においては自動車の部品を必要以上に補給したという例になります。
・『需要と供給』
この言葉は、必要性と補給量のことで、必要なものは補給する、それに該当しない場合、補給しないという考え方です。
この言葉は、マーケットの販売と補充の関係性を示します。
まとめ
「提供」と「供給」の違いは、物資や人材の補給に対して見返りがあるかどうかです。
「提供」は、「資金提供」という言葉もあり、必ず何かしら見返りが付きます。
そうでなければ、「供給」や寄付という形でただでプレゼントするというような言い方をしますので、「提供」は見返りが発生します。
逆に、「供給」というのは単に物資や人材を補充することで過多になれば必要ではなくなるのです。
これを「供給過多」と呼び、要は補給のし過ぎで不必要な在庫が余ることを「供給過多」と呼びます。
なお「供給過多」はデメリットとして挙げられ、その理由は旧式化したものを過剰に補充しても新型が登場するとすべての物資がゴミになるが故、デメリットとなるのです。