この記事では、「内通者」と「裏切者」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「内通者」とは?
「内通者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「内通者」は「ないつうしゃ」と読みます。
「内通者」は「ひそかに敵に通じたり、情報を漏らしたりする裏切者」という意味を持ちます。
例えば、会社期待の若手として活躍し、会社から給料をもらっている人が、実は、会社の重要情報を、ライバル会社に教えている場合は、「有望な社員が、実はライバル会社の内通者だった」と言うことができます。
また、プロサッカーチームの選手が、自分のチームが抱えている問題点を、これから戦う予定のあるチームの首脳などに漏らしている場合は、「チームの中に内通者がいる」ということになります。
このように、同じコミュニティに所属する、自分たちの見方と思われていた人が、敵に重要な情報を漏らしている場合、その人のことを、「内通者」と言います。
「裏切者」とは?
「裏切者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「裏切者」は「うらぎりもの」と読みます。
「裏切者」は、「味方を欺いて、不利な状況に陥らせるもの」という意味があります。
味方が不利になるよう、敵に加担するような動きを見せる人は、「裏切者」と言うことができます。
例えば、あなたの親友と思っていた人が、あなたの人間関係を壊すようなうわさを流していた場合は、「親友だと思っていたのに、裏切者だった」と感じるかもしれません。
また、同じ野球チームの投手が、敵チームの打者が打ちやすいようなボールを、あえて投げていた場合は、「チームの投手が、裏切者だ」と言うことができます。
さらに、地域の強引な開発に対抗するため、一緒にでも活動をしていた人が、土壇場で裏切り、高値で土地を売っていたような場合も、「味方のふりをした裏切者」と言うことができそうです。
「内通者」と「裏切者」の違い
「内通者」と「裏切者」の違いを、分かりやすく解説します。
「内通者」は「ひそかに敵に通じたり、情報を漏らしたりする裏切者」という意味を持ちます。
一方、「裏切者」は、「味方を欺いて、不利な状況に陥らせるもの」という意味があります。
このように、「内通者」も、「裏切者」も、味方を欺き、敵に有利になるよう動く人のことを指す言葉です。
ただし、「内通者」は、「密かに敵に情報を漏らす」という行為をする人なのに対して、「裏切者」は、敵に情報を漏らすかもしれませんし、味方に暴力をふるったり、味方の悪口を言いふらすかもしれません。
このように、「内通者」は密かに情報を漏らすだけなのに対して、「裏切者」は、味方が不利になり、敵が有利になることなら何でもする可能性があるという違いがあります。
まとめ
「内通者」と「裏切者」の違いについて見てきました。
2つの言葉の違いを知り、きちんと使い分けることができるようにしましょう。