「内通者」と「密告者」の違いとは?分かりやすく解釈

「内通者」と「密告者」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「内通者」「密告者」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「内通者」とは?

「内通者」とは?

「内通者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「内通者」「ないつうしゃ」と読みます。

「内通者」「ひそかに敵に通じたり、情報を漏らしたりする裏切者」という意味があります。

例えば、会社の同僚として、会社から給料をもらっている人が、実は、会社の重要な情報を、ライバル会社に流しているような場合は、「ライバル会社の内通者」になります。

また、戦国時代の武将が、上司に当たる武将を裏切って、敵国の武将に情報を流している場合も、同様です。

「味方だと思っていた武将の誰かが、内通者だ」などとパニックになるかもしれません。

このように、同じコミュニティに所属する仲間と思われていた人が、敵に重要な情報を漏らしている場合、その人のことを、「内通者」と言います。

「密告者」とは?

「密告者」とは?

「密告者」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「密告者」「みっこくしゃ」と読みます。

「密告者」は、「他人の行状などを、こっそりと告げ知らせる人」という意味があります。

特に、内緒で関係当局などに告発する場合、「密告者」と呼びます。

例えば、同じ会社の同僚が、不正行為をしていると感じたとき、会社の上司にこっそりとそのことを告げる場合は、「密告者」と言えるかもしれません。

また、犯罪を犯していると思える集団の存在を知った時、その人たちに気づかれないよう、警察や検察などにその存在を知らせる場合も、その人のことを「密告者」と呼ぶことができます。

このように、悪事や事件などを、コミュニティのトップや、警察など関係当局に、内緒で告げる人を、「密告者」と言います。

「内通者」と「密告者」の違い

「内通者」と「密告者」の違い

「内通者」「密告者」の違いを、分かりやすく解説します。

「内通者」「ひそかに敵に通じたり、情報を漏らしたりする裏切者」という意味があります。

「密告者」は、「他人の行状などを、こっそりと告げ知らせる人」という意味があります。

このように、どちらも情報を外部に漏らす人についての言葉になります。

ただし、「内通者」は、味方のふりをして、情報を漏らしているのに対して、「密告者」は、特に味方のふりもせず、誰にも知られないよう情報を提供しています。

また「内通者」は敵に情報を知らせていますが、「密告者」は、警察など関係当局に情報を知らせることを意味する言葉だという違いがあります。

「内通者」は、裏切者やスパイのような印象なのに対して、「密告者」は、善意の第三者という印象があります。

まとめ

まとめ

「内通者」「密告者」の違いについて見てきました。

より、裏切者の雰囲気が強いのが「内通者」で、単に情報を提供する人を、「密告者」と呼ぶという、印象の違いがあります。

2つの言葉には、このような明確な違いがありました。