「降りる」と「下りる」の違いとは?分かりやすく解釈

「降りる」と「下りる」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「降りる」「下りる」の違いを分かりやすく説明していきます。

「降りる」とは?

「降りる」とは?

「降りる」は、乗り物などから出たり入ったりすることで、上下運動による階段の上り下りのようなものではなく、乗り物などに侵入するか乗り物の外に出るかということを意味します。

また、「降りる」は、役割を与えられているのであれば、その役割を放棄することも「降りる」です。

「下りる」とは?

「下りる」とは?

「下りる」は、上下運動により、上に上がるか下に下がるかという場合において、下がる行為が「下りる」です。

他には認可することを「下りる」と呼び、この場合は、「許可が下りるというような言い方をします。

「降りる」と「下りる」の違い

「降りる」と「下りる」の違い

両者の違いは、立場から外れることを指すか、許可を与えられることであるかの違いのほか、乗り物から出たり入ったりすることであるか、上下運動により下がる行為であるかです。

「下りる」は上下運動により下がる行為のほか、認可される事で、「降りる」は、立場の放棄に乗り物から出ることになります。

「降りる」の例文

「降りる」の例文

・『役員会の座から降りる』
この例は、役員会という組織の座から外れるという意味です。

なぜ、外れるかについては、不明ですが、その座から外れることを「降りる」という言い方で表現しています。

「降りる」は、地位から外れることを意味し、この例では地位から外れる意味で表現をしています。

「下りる」の例文

「下りる」の例文

・『犯人に向けて発砲許可が下りる』
この例は、犯人に対して銃口を向けて威嚇射撃をしてよいという認可が許されたという例です。

ちなみに、「発砲許可」はあくまで相手に向けて威嚇である必要があり、命中させることは別の許可になります。

相手に命中させる場合、日本の場合は射殺許可という言い方になり、あえなく、発砲許可が下りて相手に命中させた場合は一応発砲許可が下りての名目で運悪く相手に命中したということになるため、一応命中しても日本の場合、発砲許可は発砲許可です。

まとめ

まとめ

「降りる」という言葉は、乗り物から出ることを意味しますが、それと同時に、やりたくない仕事から外れることや重役を退くなどを意味します。

一方で、「下りる」は、上下運動により下がるほうを「下りる」と呼びますが認可することも「下りる」です。

両方ともおりるというのでどっちがどっちだっけ?となった場合、上下運動で下に行くほうと認可することが「下りる」「降りる」は乗り物からの出入りに、上から降り注ぐことも「降りる」と呼び、重役から外れることも「降りる」と呼ぶと覚えるしかありません。

難しい言葉でしょうが、覚えるしか使い分けに関してはどうであるかを漢字で判断するのは難しく、まして、ひらがなでおりると記載された場合は、どっちのおりるだとなるのでビジネスであろうと日常記載する文章であろうと恋人に手渡すお手紙だろう漢字の使い分けを覚えるほかありません。