「夜」を表す言葉の中に、「夜更け」と「夜中」があります。
この記事では、「夜更け」と「夜中」の違いを分かりやすく説明していきます。
「夜更け」とは?
「夜更け」とは、夜が更けたこと、またはその時のことを言います。
具体的な時間は決まっていませんが、おおよそ午前0時前後のことを指すようです。
「夜更け」を使った例文をいくつかご紹介します。
『台風の影響による強風は、夜更け過ぎにようやく治まった』、『久しぶりの旧友との飲み会は大変盛り上がり、結局、夜更けまで続いた』、『急な残業はすぐには終わらず、夜更けまでかかってしまった』、『夜更けになって冷え込んだこともあり、雨が次第に雪へと変わり、朝起きたら辺り一面が真っ白になっていた』、『帰りに交通渋滞に巻き込まれ、帰宅したのは夜更け過ぎになってしまった』「夜更け」と似た意味を持つ言葉としては、「深夜」、「夜遅く」、あるいは「真夜中」などが挙げられます。
「夜中」とは?
「夜中」とは、夜の半ば頃のことを意味しています。
「夜中」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『今年の大晦日は夜中まで起きていたので、その時間帯に近くの神社へ初詣に出かけた』、『夕食を食べなかったこともあり、夜中にお腹が空いて目が覚めてしまった』、『夜中に活動する野生動物たちの行動が気になります』、『学生時代は夜中まで起きていたので、よく深夜ラジオを聴いていました』、『お酒を飲みに行った後の、夜中に食べるラーメンはなぜか美味しい』「夜中」の類似語は、「夜半」、「夜間」、あるいは「夜分」などがあります。
「夜更け」と「夜中」の違い
「夜更け」と「夜中」の違いを、分かりやすく解説します。
「夜更け」とは、夜が更けたこと、またはその時のことです。
一方、「夜中」は夜の半ば頃のことを言います。
「夜更け」は深夜のことで、「夜中」は夜の時間帯のことを意味しています。
なので、「夜更け」よりも「夜中」の方が夜の長い時間を表している点が異なります。
まとめ
生活リズムは人それぞれで、中には「夜中」に活動している人もいます。
人間以外でも、昼間は寝ていて、夜になると行動を開始する動物がいます。
一般的に早寝早起きが健康に良いとされていますが、中には夜型生活の方が向いている人もいるようです。
睡眠時間に個人差があるように、どの時間帯に活動しやすいかも、人によって異なるのかもしれません。
今まで夜型生活が適していると思っていても、何らかの事情で、朝型生活に切り替えなければいけない場合もあります。
自分の体質や仕事やそれ以外の理由で、夜型生活を送っている人もいますし、年齢を重ねたり、環境が変わることで、生活習慣が変わっていく場合もあります。
人は多くのことを習慣化することで、今までとは違う生活リズムにしていくことができるようです。
とは言え、すべてのことが習慣化できるわけではなく、やはり向き不向きがあります。
その時々によって、自分にとってのベストな生活リズムを作っていきたいものです。