この記事では、「壮図」と「壮途」の違いの違いを分かりやすく説明していきます。
「壮図」とは?
規模が大きく立派な計画を「壮図」と言います。
その計画は勇ましく立派なもので、大規模な計画を意味する言葉となります。
そのため、「壮図」は、「大規模計画」や「大仕掛け」、「ダイナミック」、「雄大な計画」、「壮大な目標」、「スケールの大きな計画」などと言い換えることができます。
「壮図」の使い方
「壮図」の使い方には、「壮図を抱く」や「壮図半ば」、「壮図空しく」、「壮図を実行する」、「壮図を胸に描く」、「壮図を諦める」、「壮図に破れる」、「壮図の夢」などがあります。
「壮途」とは?
勇ましい門出を「壮途」と言います。
その勇ましい門出には、前途に大きな希望を持つもので、希望に満ちた勇ましい旅立ち意味する言葉です。
そのため、「壮途」は、「門出」や「旅立ち」、「鹿島立ち」、「巣立ち」、「新たな出発」、「人生の船出」など、様々な言葉に言い換えることができます。
「壮途」の使い方
「壮途」の使い方には、「壮途に就く」や「壮途を祝う」、「壮図半ば」、「壮途を前に」、「壮途むなしく」、「壮途に向かう」、「壮途祝い」などがあります。
「壮図」と「壮途」の違いの違い
同じ「そうと」という読み方でも、「壮図」と「壮途」は全く異なった意味を持つ言葉です。
「壮図」は大規模な計画といった意味があり、その計画は勇ましく非常に立派なものを意味するものとなります。
一方、「壮途」は、勇ましい門出といった意味があり、その門出には大きな希望を抱く、希望に満ちたものを指す言葉となります。
このように同じ勇ましいことでも、計画を意味する場合は「壮図」。
門出を意味する場合は「壮途」となります。
「壮図」の例文
・『ここまで努力してきて、ここで壮図を諦めることなど絶対に出来ません。』
・『私は今後の会社の成長に向け、壮図を胸に描いていました。』
・『父は病気になり、自分が企画していたイベントを壮図半ばにして諦めるしかありませんでした。』
・『人間が月旅行できるようになるといった壮図を抱いて、ただいま、色々と考えています。』
「壮途」の例文
・『壮途に向かう彼を空港まで見送りに行きました。』
・『ミュージシャンになるという夢を抱き、田舎町から都会に出ていく友人の壮途祝いを行いました。』
・『太平洋横断という壮途に向かう前に体の健康チェックを行うため、人間ドックを行いました。』
・『壮途むなしく、彼が地元に戻ってきたので、できるだけ励ましてあげたいと思います。』
まとめ
このように、計画は「壮図」。
門出は「壮途」となり、共通して言えることは、その計画も門出も、非常に勇ましく立派で、希望に満ちたものを意味する言葉であるということになります。
その意味を踏まえて、計画には「壮図」。
門出には「壮途」を的確に使い分けることが大切です。