「文化」と「習慣」の違いとは?分かりやすく解釈

「文化」と「習慣」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「文化」「習慣」の違いを分かりやすく説明していきます。

「文化」とは?

「文化」とは?

「文化」とは、その集団や地域、国などにおける生活様式のことです。

類義語は「風習」「習俗」などとなり、それらの中では当然だとされる言動や、昔から当たり前だと考えられている事柄だと解釈していいでしょう。

「食事に箸を使うのは、日本の文化だ」といったような使われ方になり、地域などによって様々なそれがあります。

日本では当たり前のことが、他の国では「文化の違い」から、そんなことをする人は誰も居ないという場合も多いです。

「習慣」とは?

「習慣」とは?

「習慣」は、繰り返されたことで根付いている様々な言動だと解釈できます。

例えば、朝起きると、何より先にまず鏡を見るといった「習慣」がある人が居るように、それが当たり前となっていることや、ついやってしまうことだと考えてください。

よって、「もう習慣になっているので、無意識にやってしまっている」などと、悪いそれだと使うこともあり、ちょっとした仕草や行いだと「癖」とも表現されます(悪いと思われるものの場合のみです)。

「文化」と「習慣」の違い

「文化」と「習慣」の違い

「文化」「習慣」の違いを、分かりやすく解説します。

「文化」は、対象になる地域などで日々の生活に密着する「常識」だとも言うことができます。

先の日本の箸の例もそれで、イスラム教が国教となっている国の人が、決まった時間に聖地メッカに対し、一日数回礼拝を行うのもこの「文化」からです。

「習慣」は、人それぞれ違うものがあったり、団体や地域としてというものも少なくありません。

日本人の有名なそれは、お辞儀という行為で、これは「文化」だと表現してもいいでしょう。

中にはそのように、「文化」と絡むものも多数ありますが、昔から根付いているものかどうかで「文化」と呼ぶ方が合っているか判断するといいでしょう。

まとめ

まとめ

「文化」「習慣」は、似た部分も多い言葉です。

明らかに「文化」でありながら、「習慣」と呼んでも構わないものもあり、明確に使い分けるのは難しい対象も多々存在します(特に明確に区別する必要もありません)。