「入手」と「取得」の違いとは?分かりやすく解釈

「入手」と「取得」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「入手」「取得」の違いを分かりやすく説明していきます。

「入手」とは?

「入手」とは?

欲しいものが手に入ることを「入手」【にゅうしゅ】と言います。

自分が長らく思い続けたものが手に入るときや、かなり欲しいと思っていた物が自分の手の中に入ってきたときのさまを言い表せる言葉です。

使い方としては「入場券を入手した」「新しい新書を入手した」と、自分が必要としているものを手にしたときの状態を言ってみたり、もっと大変な思いをして手にしたときは「入手困難な本が買えた」「行列に並んで入手した」と自分の物にできて嬉しいという気持ちを伝えられます。

この「入手」は、主に人がお金を出して買ったときや、欲しかったものを他人から受け取り、自分のものにできたことが良かったという状態を表せます。

「取得」とは?

「取得」とは?

手に入れるという意味がある「取得」【しゅとく】は、権利や物品など自分のために必要なものを得て、自分の身分を証明するときに使います。

「資格を取得する」「免許を取得する」など、今後の生活するうえでなくてはならないものを勉強して、人に持っているスキルを掲示して証明するものを得るときも使える言葉です。

また、株の世界では2つの会社が株式交換や合併し、企業結合したとき一つの報告単位を「取得する」と使い、自分が稼いだときは「取得税」を計算して出し、申告しなければなりません。

「入手」と「取得」の違い

「入手」と「取得」の違い

「入手」「取得」の違いを、分かりやすく解説していきます。

自ら手に入れたいと思うものが買えた、貰えたというときは「入手」を使い、学んで資格を得ることを「取得」を使うという違いがあります。

この「入手」は自分が欲しいと思う趣味のもの、好きなものを手にしたときに使い、「取得」は証明書を受け取ったときに使うと覚えておくといいでしょう。

「入手」の例文

「入手」の例文

・大好きなアイドル歌手のコンサートチケットを独自のルートで「入手」した。

・なかなか「入手」できない奄美の砂糖を買えた私はとても嬉しい気持ちになった。

好きな芸能人のチケットがなかなか買えないとき、友達から教えてもらった方法を実行したら予約できたとき嬉しい気持ちになりますが、そのような嬉しさと感動を表すときに使います。

また、希少価値が高く、なかなか購入できない「入手困難」な商品は高値でも買いたい人の強い欲求を満たすときにも使える言葉です。

「取得」の例文

「取得」の例文

「不動産取得税」を出すには、計算方法を用いることで間違いなく税額を出せる。

・病弱な親を定期的に病院へと送迎するため私は自動車学校に通い、自動車運転免許証を取得した。

不動産の所得税の額を調べたいときは家屋と土地の税金を合わせますが、もし払えないという場合は軽減借置を申請することで減税される場合もありますので相談してみるといいでしょう。

お金を払って学び、習得して得られる自動車運転免許証や教育免許、英語の資格を「取得する」などと使い、証明するわけです。

まとめ

まとめ

自ら行動して、必要なものを得るときに使う「入手」と、自分が得とくした資格を証明するものを手にしたとき「取得」と使います。

どちらも自分にとって困るもので、手にしたときは感動を得られるようなものであり、大切に扱いたいと思う人の気持ちを言い表せます。