同じ活動を休む、活動しなくなるといった意味の「活動停止」と「活動休止」。
この記事では、「活動停止」と「活動休止」の違いを分かりやすく説明していきます。
「活動停止」とは?
「活動停止」とは、活動を停止すること。
つまり、今行っている活動を途中でやめること、途中でとまることを意味する言葉です。
そして、この場合、再開される可能性はあります。
ただ、この「活動停止」という言葉は、自ら活動を途中でやめるというよりも、何らかの理由で活動を途中でやめるしかないといった意味合いが強い言葉となります。
活動を行っているグループなどが何か不祥事などの問題を起こした場合、そのグループは活動することができなくなり、それが「活動停止」となります。
不祥事などを起こし「活動停止」に陥った場合、その活動を再開することができるかは未定です。
再開される可能性はあるものの、今後次第で、再開の有無が変わってくることも少なくありません。
「活動停止」の使い方
「活動停止」の場合、「活動停止になる」、「活動停止になった」、「活動停止処分」などといった使い方となります。
「活動休止」とは?
「活動休止」とは、活動を休止すること。
つまり、今行っている活動を休むことを意味します。
この場合、一旦お休みといった意味が強く、基本的に「活動休止」の場合、再開することが前提です。
また、「活動休止」の場合、自分たちが望んで休む場合に用いられ、何か不祥事などを起こしたからといったような理由はありません。
望んで休みたいと思う場合が「活動休止」となります。
「活動休止」の使い方
「活動休止」の場合、「活動休止にする」や「活動休止中」などといった使い方となります。
「活動停止」と「活動休止」の違い
同じ活動を休むといった意味でも、「活動停止」と「活動休止」がもたらす言葉のニュアンスは多く異なります。
「活動停止」は、何らかの理由で休まなければいけない状態を意味し、自分たちの意志ではなく、不祥事を起こしたなどといった理由で休むことを意味します。
それに対し、「活動休止」は、あくまでも、自分たちの意志で休むことを意味し、再開することを基本とした休養といったものとなります。
「活動停止」の例文
・『部員の一人が未成年にもかかわらず飲酒していたことが発覚し、私の部活は活動停止処分を言い渡されました。』
・『恋愛禁止のアイドルグループのメンバー1人の恋愛が発覚し、そのアイドルは活動停止となりました。』
・『このまま、活動停止になってしまえば、次の県大会に出ることができない。』
・『メンバーの一人が犯罪者になったにも関わらず、解散ではなく活動停止で済みそうで安心しました。』
「活動休止」の例文
・『メンバーの一人が出産することになり、これを機に活動休止することにしました。』
・『活動休止中でも、精力的にメンバー個人で活動しているため安心です。』
・『メンバーの一人が活動休止を望んでいることを知り驚きました。』
・『活動休止のまま、解散することだけは絶対にしないでほしい。』
まとめ
「活動停止」と「活動休止」には、以上のような違いがあります。
言葉が与える印象に大きな違いがあるため、適切に使い分ける必要があります。