この記事では、「モルモット」と「うさぎ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「モルモット」とは?
「モルモット」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「モルモット」は「天竺ネズミ」と言うことがあります。
「モルモット」は、テンジクネズミ属の仲間で、テンジクネズミ科の野生種を、古代インディオが家畜化したものとされています。
とても性格が優しく、飼育がしやすいため、愛玩用のペットとして日本でも人気があります。
実は「モルモット」と言う名前は、「マーモット」からきていて、マーモットのオランダ語「モルモット」が由来とされています。
19世紀にオランダ商人が長崎に天竺ネズミを持ち込んだ時、マーモットだと勘違いしたため、今でも「モルモット」と言われています。
ちなみに「マーモット」はリス科の動物で、「モルモット」とはまるで違う生き物になります。
「モルモット」の体長は20cmから40cm程度で、体重は1kg前後となっています。
草食で、牧草が主食で、寿命は5年から7年となっています。
「うさぎ」とは?
「うさぎ」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「うさぎ」は「」と読みます。
「うさぎ」は「ウサギ目ウサギ科」の哺乳類です。
小さな体をしていて、最大種のヤブノウサギでも、体長50cmほどとなっています。
草食で、草や木の葉、樹皮や果実などを食べます。
最大の特徴は、耳が大きなことです。
また、音や風がする方に、耳を向けられるという特徴もあります。
大きな耳に風を当てて、体温調節をしているとされています。
またストレスに非常に弱く、いつも周囲を警戒しています。
アナウサギのように地中に巣穴を掘り、集団で暮らすものもいる一方で、ノウサギのように、穴では生活をしない種類もいます。
可愛らしい姿とおとなしい性格のため、ペットとして人気があります。
神経質でストレスに弱いため、怖がらせないような飼育の仕方が求められます。
「モルモット」と「うさぎ」の違い
「モルモット」と「うさぎ」の違いを、分かりやすく解説します。
「モルモット」と「うさぎ」は、ペットとして人気がある、かわいらしい動物という共通点があります。
草食で、草や果物などを食べつという点でも共通点があります。
ただし、「モルモット」は「天竺ネズミ」と呼ばれるように、ネズミの仲間であるのに対して、「うさぎ」はウサギ科の仲間という違いがあります。
また、「モルモット」の耳はそれほど大きくありませんが、「うさぎ」は、耳が大きく、耳を自由に動かせるという違いがあります。
さらに「モルモット」はジャンプをすることがありませんが、「うさぎ」は大きな後ろ足を使って、ジャンプをすることができるという違いもあります。
まとめ
「モルモット」と「うさぎ」の違いについて見てきました。
「モルモット」も「うさぎ」もペットとして人気のある動物という共通点がありますが、明確な違いもありました。
ペットショップなどに行ったときに、混同しないようにしましょう。