この記事では、「クロコダイル」と「アリゲーター」の違いを分かりやすく説明していきます。
「クロコダイル」とは?
口を閉じたときに、下あごの前から4番目の歯が外から見えます。
鼻面はやや尖っています。
歩き方は、お腹を付けずに体を持ち上げるようにして歩きます。
お腹に感熱器官があります。
この器官はクロコダイル科のみにある特徴です。
クロコダイルのうろこは、小さく規則正しいので、革製品では高級品として扱われています。
生息地は主に淡水域に生息していますが、種類によっては汽水域(淡水と海水が混在する場所)や海にも生息しています。
世界最大のワニとしてギネスブックに登録されているのはクロコダイルの仲間の「イリエワニ」と言われる種類のもので「カリア」という名前がついています。
全長は7mを超えて体重は2000㎏と言われています。
とにかく巨大なため、捕まえることは困難です。
また、目撃例もあまりないために、「カリア」について分かっていることは少ないです。
「アリゲーター」とは?
口を閉じたときに、下あごの歯は外から見えません。
しかし、例外も一例としてあり、メガネカイマンという種のある個体では見えるものもあります。
そのため、絶対的な区別方法とは言えません。
鼻面はやや丸にを帯びています。
歩き方は、お腹を地面にくっつけて歩きます。
お腹に感熱器官がありません。
体長は1m~6mくらいで比較的、小柄な種が多いです性格も温和です。
「アリゲーター」のうろこは「クロコダイル」よりも模様がやや長めの長方形になっているのが特徴です。
ワニ革として販売されますが、「クロコダイル」のものと比べると、価格が安いです。
しかし、手触りや見た目も「クロコダイル」とほとんど変わりがないので、好みが分かれるとしたらうろこの形だけになります。
よく「カイマン」と名前の付いたワニ革製品がありますが、これはアリゲーター科のワニで小柄な種類です。
背中のごつごつと隆起した部分を使われるのが特徴で、ワイルドな表情の製品になります。
生息地はかなり限られていて、中国の長江下流と南北アメリカ大陸です。
淡水域にのみ生息しています。
クロコダイルのように海水には適応できる種はいません。
「クロコダイル」と「アリゲーター」の違い
主に見分ける場所としては、下あごの歯が見えるか見えないかという点とです。
しかし、例外があるため絶対ではありません。
また他の特徴としては鼻先の形になります。
その他にも「クロコダイル」は比較的体格が大きめで「アリゲーター」は小さめということもあります。
また生息地でも違いが見られます。
まとめ
ワニは多くの種類がありますが、意外にも分類されている科は少なかったです。
「クロコダイル」や「アリゲーター」はよく聞く言葉でしたが、このように種類が分けられていたことは知りませんでした。
生き物は種類によって、生態や見た目、性格など様々な点で違っているので、とても興味深いです。